今回は冬の一大イベント「クリスマス」によく食べられる食べ物をたくさんご紹介したいと思います。クリスマスと言えばあれ!の定番行事食から、キリスト教圏の本場で食べられる食べ物、日本ならではの人気のクリスマス定番料理、最近のトレンドメニューまで、幅広いメニューや食材を紹介!ぜひこの記事が、クリスマスパーティーやクリスマスメニューの献立作りにお役に立てればと思います♪
クリスマスってどんなイベント?

クリスマスとはどんな行事?
12月25日のクリスマスは、本来はキリスト教徒がイエス・キリストの誕生を祝う日ですが、今では世界中の多くで非宗教的に楽しむイベントです。キリスト教圏では家族で過ごす大事な祝日となっています。クリスマスはキリストの”誕生日”ではなく、”誕生をお祝いする日”なので、誕生日は明確ではないそう。
クリスマス前日24日のクリスマスイブの「イブ」は夕方や前日を指し、前日のクリスマスイブも、クリスマス気分を高めるための大事な日。夜中にはサンタさんが来て、子ども達にプレゼントを届けてくれます。
クリスマスには、クリスマスツリーの飾り付け、プレゼント交換、パーティー料理などをして楽しみます♪日本では「チキンとケーキ」が定番ですが、本場キリスト教圏ではクリスマスの特別な料理、お菓子を食べる習慣が世界中にあり。今回はクリスマスに食べられる食べ物を、網羅的にたくさん紹介していきます!
クリスマスの行事食やよく食べられているメニュー

日本のクリスマスでよく食べられる定番クリスマスメニューと、世界中で食べられる本場のクリスマス料理をたくさん紹介したいと思います♪
チキン

日本のクリスマスの食卓には欠かせないチキン!チキンがあるだけでクリスマス感が出ます。もともとキリスト教圏では七面鳥が食べられますが、七面鳥が手に入りにくい日本ではもっぱらチキンがクリスマスのメイン食材となっています。
ローストチキン
チキンを焼いたもの。照り焼きチキンです。鶏丸ごとのローストチキンもあれば、ももの部分1本のものも。普段は精肉コーナーに鶏もも肉の骨付きはなかなか売っていないですが、クリスマス時期には売り出されているので、この時期ならではの特別感あり♪
フライドチキン、唐揚げ
チキンを揚げたもの。外食チェーンやコンビニが名物として売り出しているので、テイクアウトする人も多いと思います。フライドチキンは骨付き肉だけでなく、骨なしのものも食べやすくて人気ですよね♪唐揚げも一口サイズで食べやすいので、ミニトマトやブロッコリーなどと合わせてクリスマスっぽい盛り付けにすると◎
パーティー定番メニュー

続いて、チキン以外によく食卓にあがるメニューとして、パーティーの定番料理があります。パーティーメニューがあるだけで気分が盛り上がります♪
ローストビーフ
パーティーメニューの中でも特に「ごちそう感」を出せるのがローストビーフ。ステーキと違い、冷めても美味しいので事前に作っておけるのも魅力です。野菜と一緒に並べておしゃれプレートとして出すとパーティー感が出せます。
ピザ、ポテト、ナゲット
みんなで集まる時のパーティーメニューと言えばやっぱりピザ!宅配するもよし、生地やシンプルなピザをお店で買って、自分で好きなトッピングをして楽しむのもよし♪ポテトやナゲットも子どもに人気なので、とりあえず大人数のパーティーにはポテトとナゲットを出しておけば問題なし♪
サンドイッチ
食べやすくてパーティー感も出せる主食と言えばサンドイッチ!色んなサンドイッチを並べておくだけで見た目も可愛く選べる楽しさも。最近ではフルーツサンドもよく食べられるので、しょっぱい系と甘い系を取り揃えると◎
パエリア
洋風のごはんものといえばパエリア!クリスマスであってもご飯ものが食べたいというときにパエリアを♪黄色いサフランライスもいいですが、クリスマスの時はトマト缶を使ったトマトパエリアもおすすめ!簡単に作れます。トマトソースパエリアの作り方&献立はこちら↓↓
カルパッチョ
クリスマスにもお刺身が食べたい!そんなときは、洋風にしてカルパッチョにするのがクリスマスの雰囲気が出せておすすめ。白身魚やサーモン、まぐろ、帆立などをお皿に円形に並べてドレッシングや塩とオリーブオイルをかけるだけで華やかなクリスマスメニューに♪
洋食ホットメニュー

クリスマスはもともとキリスト教のイベントだけあって、洋食のイメージが強いです。特にクリスマスは寒い時期なので、あったかいメニューでおうちで家族団らんが定番です♪
シチュー、パイシチュー
体が温まる上に野菜がごろごろ入って栄養価も高く心も温まるシチュー。クリームシチューもビーフシチューも人気ですよね♪星形に型抜いた具材をさらに上からトッピングしたり、パイ生地を上にかぶせて焼いてパイシチューにしたりすると、よりクリスマスの特別感が出ます。
グラタン
グラタンも”特別な洋食”なイメージでクリスマスにぴったり。マカロニグラタンや海老グラタン、チキングラタンなど中身は色々アレンジできて、他のメニューとのバランスもとりやすそう。
チーズフォンデュ
色とりどりの具材にとろーりチーズを絡めて食べる、見た目も食べるのも楽しいチーズフォンデュはパーティにぴったり♪ブロッコリー、じゃがいも、ウインナー、バケットなど自分で好きなものを選んでスティックに刺してチーズをつけるのが楽しい!フォンデュチーズはシュレッドチーズから作れますが、カマンベールチーズを丸ごと使うものも手軽です。丸いバケットをくり抜いてそこにフォンデュチーズを入れて、フライドチキンをつけて食べる韓国の「パネチキン」もクリスマスに良さそう♪
トマト煮込みやトマトソース
クリスマスカラーの赤である「トマト」はクリスマス料理に最適!トマトソースで煮込んだトマト煮や、トマトソースをかけたパスタなら簡単に作れてよいですね♪
スープ
温かくて野菜もとれるスープもサイドメニューにもってこい。ミネストローネやコーンスープ、クラムチャウダー、オニオングラタンスープなどがクリスマスには人気です。
サラダ

クリスマスの食卓にはサラダも欠かせません。レタスを中心とした緑とトマトの赤、チーズの白でクリスマスカラーにしたり、形をクリスマス仕様にしたりして、クリスマス感が出るし、彩りもきれい。その上ヘルシー!
リースサラダ
クリスマスに飾るリースのように、輪っかにレタスなどのリーフ系サラダ野菜(もしくはポテトサラダ)をお皿に盛りつけ、それに飾りつけするようにミニトマトやゆで卵、パプリカなどをトッピング♪ハムなどでリボンを作っても◎
ポテサラツリー
ポテトサラダでツリーを作るのはけっこう定番になってきていますね。ツリーの土台をポテトサラダにして、周りにブロッコリーを刺してツリーの完成♪後はミニトマトや星形にくり抜いたパプリカ、チーズなどをツリーに飾り付け。作るのも見た目も楽しいですね♪ポテトサラダを雪だるまにするのもよく見られます。
クリスマスカラーのサラダ
赤×白×緑の組み合わせがクリスマスっぽいサラダも人気です。カプレーゼシーザーサラダなど。グリーンサラダに赤はトマトやパプリカやりんご、白はモッツァレラチーズや粉チーズなどをトッピングするだけで簡単にクリスマスカラーに!
盛り合わせ
スーパーのお総菜売場には、チキンだけじゃなくて盛り合わせで色々なメニューが入ったオードブルがたくさん売られています♪
オードブル
大勢で集まる時にもってこいのオードブル!フライドチキンを中心とした揚げ物オンパレードのオードブルから、中華オードブル、おしゃれな洋食の冷製おつまみ系オードブルまで!一緒に食べる人の好みに合わせて選んで、色んなものを少しずつ食べられるのもいい♪最近では飲食店のテイクアウトでもオードブルが充実していて、本気のオードブルが美味しそう。
バーレル
ケンタッキーのチキンバーレルが有名ですが、大きいバケツのような容器にチキンやサイドメニューが入っている夢のようなボックス!、英語で「barrel(バレル)」は樽という意味で、チキンを樽のような容器に入れて提供することに由来します。あの容器がクリスマスっぽくて良い!
お菓子、スイーツ
クリスマスには定番のお菓子やケーキなどのスイーツも欠かせません!!クリスマスの本場の国からきたスイーツも最近では日本でなじみになってきています。でもやっぱりクリスマスのデザートといえば、クリスマスケーキ!
クリスマスケーキ
各スーパー、コンビニ、百貨店などが早いうちから予約をとって色んなケーキが販売されます。各社のパンフレットを見ているだけで幸せですね♪チョコケーキ、ザッハトルテ、ブッシュドノエル、フルーツタルト、抹茶ケーキ、チーズケーキ、モンブランなど色んなバリエーションのホールケーキが掲載されていますが、やっぱり主力は真っ赤ないちごが乗ったいちごのショートケーキ!実は本場ではいちごのショートケーキをクリスマスに食べる習慣はなく、日本独自だそうです!
シュトーレン
クリスマスの楽しみのひとつとして、日本でもよく見かけるようになったシュトーレン。バターたっぷりの生地にドライフルーツやナッツが練り込まれたドイツで古くから食べられているパン菓子です。表面は粉砂糖がまぶしてあって白いのが特徴です。
シュトーレンは、クリスマスの4週間前から少しずつ食べられます。クリスマスの4週間前日曜日からクリスマスイブまでは「アドベント」と呼ばれ、イエス・キリストの降誕を待ち望む期間です。毎日少しずつスライスして食べて楽しみます。保存料を使わずに長持ちさせるために、洋酒やバターを使用し、高温で焼いて水分を減らし、砂糖でコーティングして内部に空気を入れ込まないよう仕上げられています。
ジンジャークッキー
ジンジャークッキーは、ヨーロッパの伝統的なクッキーで、イギリスで流行した「ショウガ」の予防効果に由来しています。当時の国王ヘンリー8世がショウガの摂取を奨励し、これに応じた国民が国王の形をしたショウガクッキー(人の形をした:ジンジャーブレッドマン)を焼いたことが起源です。また、ショウガやシナモンなどのスパイスは魔除けの効果があると信じられ、家族の無病息災を祈ってクリスマスツリーに飾られるようにもなりました。
飲み物
続いて、クリスマスの食べ物と一緒に飲む飲み物も紹介します♪
シャンパン、シャンメリー
アルコールが飲める方はパーティーの定番、シャンパンで乾杯するのがクリスマスパーティーの開始の合図にぴったり♪シャンパンはスパークリングワインの中でもお高いワインで、特別なイベント時に飲まれます。また、栓を開ける時の音がまたパーティーを盛り上げてくれます。
子どもやアルコールが飲めない方はシャンメリーを。シャンメリーは、全国シャンメリー協同組合傘下の企業が製造販売する「シャンパン風密栓炭酸飲料」で、ノンアルコール(アルコール分1%未満)の飲み物です。その名前がシャンパンとメリークリスマスからきている通り、シャンメリーはクリスマスシーズンに人気で、シャンパン同様、開栓時の「ポンッ」という音を出るのも楽しく、クリスマスパーティーの定番ドリンクとして広く親しまれています♪
世界のクリスマス料理
すでに日本でおなじみになった世界各国のクリスマスメニューもありますが、日本では珍しく、本場のクリスマスで食べられる食べ物、飲み物を紹介します。
七面鳥(ローストターキー)
アメリカではクリスマスに七面鳥を食べる習慣があります。ヨーロッパからの移民が移住したての頃に飢えに苦しんでいたところ、アメリカの先住民族であるインディアンたちから助けを受けたことに起源があります。翌年、大収穫した移住者たちは、恩人であるインディアンたちを感謝して、そして収穫をお祝いするために、感謝祭を行いました。その感謝祭の象徴として七面鳥がお祝いの定番料理に。この習慣は感謝の意味となり、クリスマスにも七面鳥を食べる風習として広まりました。
でも日本では七面鳥が入手しにくく、料理法もよく分からない為、クリスマスには代わりに手軽に入手できて価格も安定しているチキンやケーキを楽しむ習慣が根付きました。
ベイクドハム
ハムと言ってもあの薄くて丸いハムではなくて、本場で食べられるハムはとってもごちそう感のある塊肉です!アメリカでは、クリスマスの時期になるとスーパーの店頭にハムの塊肉がたくさん並んでいるそうです。それを焼いてごちそうとして出されます。特に「ハニーベイクドハム」にするのが人気です。
ユールシンカ
ユールシンカは、スウェーデンの伝統的なクリスマス料理で「ユール」は「クリスマス」、「シンカ」は「ハム」という意味です。豚のもも肉を塩漬けにしてから茹で、表面にマスタードとパン粉を塗ってオーブンで焼きます。
シーフード料理
イタリアでは魚料理がクリスマスによく食べられます。特にイヴの日に南部地域やシチリア島では「七匹の魚の饗宴 Feast Of The Seven Fishes」という七種類の魚料理が提供さる伝統的な食事があり、カトリック教会の「肉断ちの日」に関連し、肉を避ける期間の前夜に魚が食べられているそうです。
グリューワイン
グリューワインはドイツなどで飲まれる温かい赤ワインで、クリスマスマーケットなどで広く提供されます。赤ワインにスパイスが入っており、低温で温められます。砂糖で味を調整し、オレンジやスティックシナモンでトッピングされて提供されます。寒い冬の夜を温かくし、クリスマスの雰囲気を楽しむための不可欠な飲み物です。
パネトーネ
パネトーネは、イタリアでクリスマスに食べられる伝統的なケーキで、小麦粉、卵、ドライフルーツ、砂糖、バターなどから作られ、特徴的な高い円錐形をしています。パネトーネはクリスマスシーズンのデザートとして広く愛され、スライスしてコーヒーや紅茶と一緒に楽しむことが一般的です。イタリアをはじめ、世界中でクリスマスの象徴となり、ギフトとしても人気です。最近では日本のクリスマス時期にもよく売られています。
ミンスパイ
ミンスパイは、イギリスの伝統的なクリスマス菓子で、小さなパイの中にドライフルーツやスパイスが詰められています。以前は肉(ミンス)を使っていたため「ミンスパイ」という名前ですが、今では肉は使われず、レーズンやリンゴ、シナモン、ナツメグなどが入った甘いフィリングが一般的です。表面のパイ生地は星形になっていて、見た目も可愛いクリスマスのお菓子です。
クリスマスを楽しむためのアイデア
最後に、料理だけでなくクリスマスの楽しみ方を紹介します♪
アドベントカレンダー
アドベントカレンダーは、12月1日からクリスマスイブまでの24日間をカウントダウンする小さいプレゼント付きのカレンダーです。1~24までの数字のついたポケット、袋、箱などに、1つずつ小さなお菓子やおもちゃなどのプレゼントが入っています。この習慣はヨーロッパやアメリカを含む欧米諸国で広く受け入れられており、クリスマスまでの日を楽しむものです。アドベントとは、キリストの降誕を待つ期間を指し、キリスト教の伝統的な概念であり、クリスマスの準備期間として根付いています。
最近では日本でもアドベントカレンダーはよく見られるようになり、カルディではたくさんの種類が販売されています。自分で手作りして子どもと楽しむ家庭も増えています♪中身もお菓子だけでなく、大人向けには紅茶やコスメのアドベントカレンダーも。
サンタさんを手厚くおもてなし
クリスマスイブの夜、寒い中たくさんの家を回ってプレゼントを配ってくれるサンタさんに、最高のおもてなしを用意してから寝ましょう!まずは事前準備として、クリスマスの飾りつけを全力でします。リースやクリスマスツリーを飾って、ここですよ~とアピールします。そしてクリスマスイブ当日、寝る前に準備することとして、
- サンタさんへの労いの手紙
- クッキー(できれば手作り)
- 牛乳
この3つをツリーの近くに置いておきます。夜中にやってくるサンタさんに、一休みしてもらいましょう♪
クリスマスならではの特別な食べ物を食べて楽しく過ごそう♪
日本ならではのクリスマスメニューも本場の伝統的なメニューも、たくさんあるので迷ってしまいますが、ぜひクリスマスの特別な行事食を食べて、家族や大切な人と楽しい時間をお過ごし下さい♪
12月の行事食まとめはこちらから↓クリスマス以外にもたくさん紹介しています♪
以上、クリスマスの行事食まとめでした!参考になれば幸いです♪今後も随時更新できたらと思います。最後まで見ていただきありがとうございました。
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