おはようございます♪
日本の伝統的な行事である「七夕」の行事食について徹底的に調べましたので紹介します。七夕は、毎年7月7日に行われる星祭りで、古くから日本で親しまれてきました。織姫と彦星がこの日だけ会えるというロマンチックな伝説や、願い事を書いた短冊を笹の葉に飾る風習などがありますが、七夕の行事食も欠かせません!定番の行事食から、よく食べられるメニュー、最近食べられるようになったメニューまで網羅的に調べました。七夕の献立作りのお役に立てればと思います。学校や幼稚園保育園の給食でそうめんが出てしまって、夜ご飯どうしよう!?とお困りの時にも、是非参考にしてみてください♪
七夕によく食べられるものは?

七夕の行事食といえば「そうめん」ですが、献立を考えるのに、そうめん以外にも何を食べたら良いのだろうと悩むことはありませんか?そうめんの他にも七夕の日に食べられる食べ物がたくさんあるんです!

主食
素麺(そうめん)
2018年七夕
七夕にそうめんが食べられるようになった元となったのは、中国で食べられていた索餅(さくべい)という小麦粉と米粉を練り縄のように細長くねじった料理です。中国では7月7日の七夕に無病息災を祈願して索餅を食べる習慣があり、それが日本に伝わり、同じ小麦粉で作られるそうめんが食べられるようになりました。
という説が一般的ですが、織姫が織物上手であったことから、昔の日本人は針仕事が上手になるようにと願っていたこともあり、織姫が織りなす「糸」に見立てて七夕にそうめんがよく食べられるようになったという話もあります。
そうめんを天の川に見立てたバージョン(寿司桶の中央に流れるようなカーブで配置)や、そうめんをくるくる一口大に丸めたバージョンなど、見た目にもこだわって盛り付けされているのをよく見ます♪
上の画像は2018年に作った七夕そうめんですが、薄焼き卵を星型のクッキー型で抜いて海苔で顔をつけました。カラフルそうめんを使ったのに、具材がもりもり過ぎて麺が見えない。
ちらし寿司
2019年七夕
そうめんの次に多く作られているであろう七夕メニューはちらし寿司!エビやレンコンなど縁起が良い食材が入っていて、お祝いの席で食べられることが多い「ちらし寿司」は、七夕でもよく登場します。ちらし寿司の具材は、せっかくなのでひな祭りの時よりも夏っぽい具材にしたいですね。きゅうり、大葉、茗荷、パプリカなどを入れると夏感が出そうです。
上の画像は2019年の七夕。まったく七夕ごはんをやるつもりはなかったですが、たまたまコストコに行ったので大きいちらし寿司を買って、薄焼き卵を星型に、ハムを丸型にくり抜いてカービィにしたものを載せただけの簡易星のカービィ七夕メニューです。
冷やし中華
そうめんは給食で食べたとかで、そうめん「じゃない」七夕麺メニューが食べたいときは、季節的に食べたくなる冷やし中華が◎。他に麺類だと、焼きそばも七夕仕様に星型具材を散らせば七夕メニューに!
カップ寿司、手まり寿司
ちらし寿司もいいですが、より可愛さを求めるのであれば、カップ寿司や手まり寿司も。みなさん可愛いのを作っています。お子さんが小さいときはちらし寿司よりもこちらの方が喜ばれそうですね♪
カレー
2020年七夕
真ん中にごはんを置いて天の川風に見立てて、両サイドに違う種類のカレーをかけて合いがけカレーを作ったことがあります。ごはんは雑穀米にして、カレーは夏野菜カレーと、豆カレーにしました。見にくいですが、ごはんの上にスライスチーズを星型でくり抜いたものも載せています。(カレーの上にすれば良かった…。)冷凍の星型ポテトもあったので添えてみました。
サイドメニュー
オクラを使ったメニュー
ちょうど旬の夏野菜であることと、断面が星型で可愛いことから、よく七夕メニューに使われる食材です。輪切りにしてスープ・吸い物にしたり、オクラの肉巻き・ちくわ巻きなどにして切って断面を見せたりして使われています。
春雨を使ったメニュー
そうめんと同じ原理で、天の川に見立てたり、糸っぽいので七夕メニューによく使われます。春雨スープや、春雨サラダなど。
星型のおかず
薄焼き卵やスライスチーズ、ハム、人参などが、よく星型のクッキー型などでくり抜かれて具材やトッピングとして使われます。星型が入るだけで七夕メニューに変身します。
また、星型ポテトや星型コロッケなど、それ自体が星の形になっているものも。ひとつは星型を入れたいですね♪
七夕汁(そうめん汁)
すまし汁を七夕風にアレンジしたものです。これという定義はないですが、星型のオクラや星形に型で抜いた野菜、千切りにしたハムに、そうめんを具材として入れたもので、学校給食で出されています。
キャラクターモチーフ
カービィ白玉団子作り方
・織姫彦星
・キキララ
・星のカービィ
・マリオのスター
織姫彦星をモチーフにしたメニューをよく見かけますが、けっこう難しそうなので、星のカービィやマリオのスターあたりが作るのには簡単です。キキララも七夕キャラ弁でよく見かけますが、ピンクと水色の髪の毛はハードルが高い^^;
笹を使ったメニュー
笹の葉を下に敷くだけで七夕感を出せるかつおしゃれ感まで出せます。とはいえ笹の葉はそう簡単に入手できないので、笹の葉に包まれた既製品を買うのが一番かなと思います。笹寿司や笹に包まれた上品なお惣菜が七夕時期のデパ地下では売っていたりします。
夏野菜や夏が旬の果物
・とうもろこし
・なす
・パプリカ、ピーマン
・きゅうり
・スイカ
・メロン
・桃
どの行事でもそうですが、やはりその時の旬のものを食べてお祝いするのが一番ですね♪夏野菜を使うと夏の元気をもらえそうです。デザートにスイカやメロンを使うだけで清涼感UP。
デザート
七夕ゼリー
2020年七夕
七夕デザート定番の七夕ゼリー。給食で出るところが多いと思いますが、出ない地域もあるそうです。例え給食で七夕ゼリーが出たとしても、家でまた出てきても絶対喜ぶはず!七夕ゼリーといえば、水色のブルーハワイが定番でしたが、最近では紫などの色の濃いものも見かけます。バタフライピーを使うと鮮やかな紫でとってもきれいなゼリーになります。水色と紫の2色使って紫陽花のような見た目も可愛い♪あとは乳白色も入ると水色がより際立つので、カルピスゼリーや牛乳寒天と2層にしたものもよく見かけます。
七夕フルーツポンチ
カラフルなフルーツポンチも七夕にぴったりです。スイカやメロンなど、夏のフルーツを使うと◎。ゼリーや寒天、白玉団子などを星型にすると七夕感アップ★星型白玉団子の作り方
索餅(さくべい)
そうめんのところでも出てきましたが、七夕にそうめんが食べられる理由の元となったといわれる、小麦粉と米粉を縄のようにねじって揚げたものです。もともとは中国で七夕に食べられていたもので、中国ではとある子どもが七夕の日に亡くなり、その後その子が悪霊となって熱病が流行らせてしまったので、それを鎮めるためにその子の好きだった索餅をお供えしたそうです。本来の索餅が甘いのか、甘くないのか、調べたけどわからなかったのですが、かりんとうのよう、とあったので、硬くて甘いんですかね。見た目的には揚げパンっぽいです。
ギャラクシーな見た目のスイーツ
七夕=星空=宇宙、というイメージから、ギャラクシーな見た目のスイーツがインスタには多く投稿されています。見ているだけでほれぼれ、もう芸術のようです。青や紫、さらにはマーブル模様まであって、本当に夜空のようでキレイです。
七夕和菓子
- 羊羹
夏によく食べられる和スイーツの羊羹ですが、七夕にもその清涼感からよく食べられます。天の川をイメージしたものやギャラクシーなものも販売されています。 - 笹餅(七夕餅)、笹団子
七夕といえば笹、ということで笹餅、笹団子です。笹団子は新潟名物ですが、七夕にぴったり♪笹の葉が風でこすれると鳴るザワザワという音は、神様を招く音として縁起のよいものだそう!
他にも七夕の時期の和菓子屋さんには、七夕ならではの可愛い和菓子が揃っています♪個人的には滋賀県の多賀大社で食べられる糸切り餅が七夕っぽくて可愛いなぁと思います。
飲み物
カルピス
7月7日の七夕の日はなんと「カルピスの日」でもあるのです!カルピスが最初に販売された日が7月7日ということで、たまたま七夕の日となっていますが、カルピスを販売しているアサヒ飲料さんは七夕に合わせた販促を実施しています。
地域ならではのもの
七夕ほうとう(長野)
あの山梨名物の鍋で有名な「ほうとう」ですが、長野県の松本地域ではほうとう(小麦粉でつくった太い麺)にあんこやきなこを和えたもの、つまり甘いほうとうが七夕の特別な料理として食べられているそうです!普通に美味しそう。小さい子が食べる、マカロニにきな粉砂糖をまぶしたものみたい。ちなみに松本地域の七夕は月遅れの8月7日に実施されるそうです。
笹寿司(新潟、長野)
上越地方を中心に、笹の上に乗せたお寿司「笹寿司」が食べられます。クマ笹の上に酢飯をのせて具材や薬味が盛りつけてあって、カラフルな具材がとっても可愛いです!新潟県だけでなく、長野県の一部でも食べられているそうです。どちらも笹の上に乗ったお寿司がとっても美味しそう&見た目がよいので一度食べてみたい!
笹かまぼこ(仙台)
仙台名物である笹かまぼこですが、七夕=笹ということで、7月7日が「笹かまの日」に制定されました。七夕のおつまみに良さそう^^
以上、七夕によく食べられるメニューでした!献立作成のお役に立てると幸いです♪まだフリー画像が多いので、徐々に自分でも作っていきたいです。他にも行事食を今後もまとめていくので、良かったらまた来てください~^^
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