おはようございます♪
今回は「12月」の行事食まとめです。12月にはどんなイベント、季節行事があって、それぞれ何を食べるのかをリストアップしました♪12月は1年の終わり!行事食を食べて1年の締めくくりを楽しんで過ごしましょう!おうちでパーティーをするときや、給食・施設の献立作りのお役に立てればと思います。
12月ってどんな時期?
1年の最後の月である12月。「師走」という別名の通り、走り回るほど忙しい月です!1年の最後を締めくくるべく、1年に立てた目標の達成できていないことや、年末年始に向けた準備、大掃除、年賀状、忘年会、冬休み、書類の提出、、など色々やることが多い!でも次の年に向けたワクワク感もあります♪
年間の最も盛り上がる季節行事と言える「クリスマス」。クリスマスが近づくとイルミネーションやクリスマスの飾りつけがあちこちで飾られ、クリスマス関連商材も販売されます。子ども達はサンタさんから何をもらおうかな~と考え、親は調達に励みます^^; 年末年始に向けても、特に「おせち」の準備があります。最近では自分で一から作るという方が珍しくなり、スーパーや百貨店、ネットで予約したり、一部を既製品で賄って作れるものは作る、というパターンが多くなってきています。
寒さがどんどん厳しくなってきて、こたつから出たくなくなりますが、大掃除もしなくちゃいけない。とくかくやることが多い12月は、大きいイベントに集中して、他の日は手を抜くことも大事です。簡便商材を使ったり丼など簡単に調理できるものや、お惣菜を活用するなど工夫が必要となってきます。
12月の主な行事食
12月の行事食には何があるでしょうか。年末に集中して大きなイベントがありますが、実は前半はイベントが少ない12月。後半は行事食が目白押し!クリスマス~忘年会~大晦日~年始と暴飲暴食が続くので!?前半は少し控えめに、イベントラッシュに備えましょう♪
ではひとつずつ行事食を紹介していきます!
餅つき(12月)
12月には幼稚園、学校や地域の集まり、ご近所さんたちと一緒に餅つき大会が各地で開催されます。コロナが流行ってしばらくは集まってお餅をつく様子は見られなくなりましたが、日本人はお餅が大好きなのでまた復活すると思います!つきたてのやわらかいお餅をその場でみんなで食べたり、お正月のためのお餅を準備して干して保存しておきます。餅つきは、12月の中旬頃までに行われることが多く、年末過ぎるとバタバタして忙しくなるので、その前に行われます。
つきたてのお餅+いろんなトッピング
つきたてのお餅はやわらかくて、熱いうちにちぎって小分けにしてみんなで食べます♪いろんな味を用意して楽しみます。
- きな粉
- あんこ
- しょうゆ+海苔
- 大根おろし
- 黒すりごま
- 菜っ葉
- 納豆
など。たくさん種類を用意すると選べて楽しいですね!
色んなトッピングを用意しておうちで餅つきパーティーした時の記事はこちら↓
鏡餅
お正月を迎える準備として、鏡餅を飾ります。その鏡餅は市販のものを購入する場合が多いですが、ついたお餅からも作ることができます。鏡餅は神様が降りてくださった際の「依り代(よりしろ)」です。鏡餅は、大きなお餅と小さなお餅を重ねることで、月(陰)と日(陽)を表していると言われています。福が重なり、縁起がよいとされています。さらに、円満に歳を重ねていくという意味も込められています。
二段重ねの鏡餅が一般的ですが、関西の一部では三段重ねの鏡餅もあるそう。また、石川県では鏡餅が紅白(上がピンク)の2色です。
のし餅
お餅つきでその日に食べる分から、お正月に食べる分を取り分け、お餅を平らな板状に伸ばし、のし餅を作ります。お正月に食べるお餅として、保存できるように平べったくして乾燥させ、乾いたら、それを四角の食べやすいサイズにカットし切り餅にし、お正月に楽しみます。固いのし餅を切り分けるのは結構大野次るし
ホームベーカリーで餅つきをしてのし餅を作った時の記事はこちらです↓
冬至(12月22日頃)
冬至は二十四節気の一つで、春分、夏至、秋分とともに四季の中央におかれた「中気」です。一年で一番太陽が出ている時間が短く、最も夜である時間が長い日です。昔から冬至の日は重視されてきましたが、
- 昔の人々は生命の終わる時期だと考え、その厄を払うため
- 長く寒い冬から春に向かう日として、古来から1年の節目として
などの理由から、様々風習があります。
この日に柚子湯に入り、小豆粥や南瓜を食べると、風邪をひかないといわれていたりします。
冬至の七種(ななくさ)…「ん」のつく食べ物
冬至は太陽の力が一番弱まる日ですが、ここから陽の気が強まりはじめる日であることから、運気も上昇していく日と捉えられ、より「運」をつけようと、名前に「ん」(=運)が多く入っている食べ物を食べることで運がつくと考えられ、 「運盛り」と呼び「冬至の七種(=ななくさ)」と呼ばれる食べ物が食べられてきました。
冬至の七種:南瓜(なんきん)=かぼちゃ、蓮根(れんこん)、人参(にんじん)、銀杏(ぎんなん)、金柑(きんかん)、寒天(かんてん)、饂飩(うんどん)=うどん
根菜のたくさん入ったけんちん汁やけんちんうどんは、「ん」がたくさん入っているので冬至によさそうです。
かぼちゃ
「運盛り」の日に運気アップのために食べられる冬至の七種の中でも特に「かぼちゃ」は冬至に食べられます。かぼちゃは、昔の野菜不足の時代に冬を乗り越える重要な食材で、長期保存ができ、栄養価も高かったので、風邪をひかないようにと願いを込めて冬至に食べられました。かぼちゃにはビタミンA、C、鉄分、カルシウムなどが含まれ、風邪予防にぴったりです。また、夏に育った大きなかぼちゃを冬に食べることで夏のエネルギーを補給しようと考えられていました。
そんなかぼちゃを使った料理の中でも冬至によく食べられる「いとこ煮」。いとこ煮とは根菜と小豆を甘しょっぱく味つけた煮物です。神様に供えた食材を寄せ集めて煮たことがはじまりで、もともとはお盆やお正月、祭礼の際に食べられていました。地域によって煮込む材料や味付けが違いますが、よく知られているのは、かぼちゃと小豆を甘く炊いたものです。北海道や福島県北部、山形県などで主に食べられています。あずきは、邪気を祓うと言われ、陽の気を補なうかぼちゃを合わせて、運を呼び込もうという意味があります。
小豆粥(冬至粥)
小豆粥は冬至に食べられる伝統的な食事で、中国の古い風習に由来します。赤い色をした小豆は、邪気を払う厄払いの力があると考えられており、家族の健康を祈って食べられていました。日本では冬至だけでなく、小正月の1月15日にも無病息災を祈るために食べられます。韓国も冬至には「パッチュク」と呼ばる小豆粥を食べ、もち米団子(セアルシム)が入っています。
柚子
冬至には「ゆず湯」に入って身を清め、邪気を祓う伝統があります。ゆずの強い香りは邪気を祓うと考えられています。また、ゆずは長い年月をかけて実るため苦労が実を結ぶ象徴でもあります。さらに、「冬至=湯治(とうじ)」「ゆず=融通」から、ゆず湯に入るとうまく事が運ぶと信じられています。ゆず湯には血行促進や風邪予防、美肌効果があるため、「冬至にゆず湯に入ると風邪をひかずに冬を越せる」とも言われています。
そんな柚子を、食べ物としても取り入れようと柚子を使ったメニューが食べられます。柚子の皮を香りとしてプラスしたり、ゆず茶にしたりして楽しみます。
冬至に作った「ゆずりんご」と「かぼちゃのおしるこ」の紹介記事はこちらです↓
こんにゃく
北関東では、冬至にこんにゃくを食べます。「砂おろし」と言って、こんにゃくを食べると体内にたまった砂(老廃物)を出すとされています。昔のお坊さんが冬至の日に1年間で煩悩落とすことをこんにゃくによる体内の砂(老廃物)を出す効果にかけて食べたことや、大晦日や節分、大掃除のあとなどにこんにゃくを食べていたことの名残りと言われています。
クリスマス(12月25日)
12月25日のクリスマスは、もともとキリスト教の信者がイエス・キリストの誕生を祝う日でしたが、今では宗教とは無関係に世界中で楽しまれるイベントとなっています!日本でもクリスマスは家族や恋人と過ごす重要な日です。クリスマスイブである24日のクリスマス前夜には、サンタさんが子供たちにプレゼントを届ける夜です。クリスマスには、ツリーの飾りつけ、プレゼント交換、パーティー料理などが楽しまれます。日本では「チキンとケーキ」が一般的ですが、キリスト教圏では特別な料理やお菓子が楽しまれています。
チキン
日本のクリスマスの食卓には欠かせないチキン!チキンがあるだけでクリスマス感が出ます。もともとキリスト教圏では七面鳥が食べられますが、七面鳥が手に入りにくい日本ではもっぱらチキンがクリスマスのメインとなっています。ローストチキンやフライドチキンとして日本ではよく食べられます。
洋食ホットメニュー
クリスマスはもともとキリスト教のイベントだけあって、洋食のイメージが強いです。特にクリスマスは寒い時期なので、あったかいメニューでおうちで家族団らんが定番です。シチュー、グラタン、チーズフォンデュ、スープなどがよく食べられます。
パーティーメニュー、オードブル
クリスマスと言えばパーティー!普段パーティーをしないおうちでも、クリスマスだけはパーティーをする、もしくはパーティーメニューを食べるおうちもあると思います!パーティーメニューがあるだけで気分が盛り上がります♪ピザ、ポテト、サンドイッチなどの定番から、ローストビーフなどのごちそう、オードブルで盛り合わせメニューなどがパーティーを盛り上げます。
クリスマスケーキ、シュトーレン
クリスマスにはケーキは欠かせないですよね。早くから予約のパンフレットが出回り何にしようか選ぶのが楽しい。いちごの乗った真っ白なショートケーキが王道ですが、チョコケーキやチーズケーキ、抹茶ケーキやモンブラン、クリスマスらしいブッシュドノエルも捨てがたい。当日は生ケーキを食べるとして、クリスマスまでの日を楽しむお菓子として、ドイツのシュトーレンも最近日本でもよく売られるようになりました。日持ちがするので、1日1スライス、少しずつ食べてクリスマスまでの期間を楽しみます♪
クリスマスの行事食は他にもたくさんあるので、網羅的にまとめた記事はこちら↓
忘年会(12月下旬)
忘年会とは、年末に行われる、その年の苦労を忘れて楽しむために開かれる宴会です。家族や職場の人、友達、ママ友などなど、いろんなグループで忘年会が行われ、日本の年末の風習の一つとなっています。このお祭りの起源は諸説ありますが、室町時代に年末に詩や踊りを楽しむ連歌会が行われ、みんなが楽しんでいました。その様子が「としわすれ(年忘れ)」に似ていると言われていたそう。江戸時代には、特権階級の人たちが年の疲れを忘れるために祭りを楽しみ、そして、明治時代から現代にかけて、忘年会はますます楽しいお祭りとして広まりました。
忘年会シーズンになると、居酒屋は忘年会プランを出して予約を募ります。早めに予約しないと、いいお店は予約が埋まってしまうので幹事さんは大変です。お店ではなく、家で忘年会パーティーをすることも多くあります。美味しいものを食べてその年一年にあったいやなことを忘れます♪
鍋料理
寒い時期なので、忘年会のメインメニューに鍋が食べられることが多いです。ちょっと贅沢な鍋だったり、スタミナがつきそうなもつ鍋、女子会だったら女子が好きそうな韓国系鍋などいろんな鍋が食べられます。準備も簡単でみんなでわいわい食べられるので鍋は忘年会にぴったりです♪
大晦日(12月31日)
1年の最後の日である大晦日。昔は各月の最後の日を「晦日」と呼んでいました。その中でも、12月の最後の日を特別に「大晦日」と呼びました。大晦日は、新しい年が始まる前に「年神様(歳神様)」を迎え、祭る日とされています。新年を気持ちよく過ごすため大掃除をしたり、おせちを仕込んだりして、夜は除夜の鐘を鳴らしたり、テレビを見て年越ししたり、年越しライブに行ったり、夜更かしが許される日です。
年越しそば+海老天
大晦日に食べるものといえば「年越しそば」。細く長いことから健康長寿などの縁起をかついで、江戸時代の頃から食べられるようになったと言われています。そばは切れやすいことから「今年一年の災厄を断ち切る」という意味もあるそう。
そばに添える天ぷらは縁起のよいえび天で。腰が曲がるまで長生きできるようにとお祝い事にえびは欠かせません。
寿司、かに鍋、すき焼きなどのごちそう
1年の締めくくりに、1年頑張ったご褒美に、ご馳走を食べます!特にそうそう食べられない「蟹」は年末にぴったりです。ご馳走と言えばの「すき焼き」も大晦日にはよく食べられます。あとは、大掃除やお正月準備で忙しいこともあり、お寿司をテイクアウトするご家庭も多いかと思います。
おせち
おせちといえばお正月に食べられますが、一部の地域では大晦日からおせちを食べます!北海道や東北の地域で大晦日に食べるらしいですが、他の地域でも大晦日におせちを食べるところもあり、東海エリア、北陸エリアでも一部で食べられます。
12月はクリスマスや年末年始準備で大忙し!普段は手を抜いていきましょう!
以上、大忙しの12月の行事食でした。年末~年始の大イベントに向けて、平日にいかに手を抜いて、「時間」と「お金」と「労力」を節約できるかが大事になってきます!コスパ、タイパに注目しながら、大事なイベントに全力集中で楽しめるよう、なんとか乗り切っていきましょう♪
最後まで見ていただきありがとうございました♪
コメント