おはようございます♪
今回は「3月」の行事食まとめです。3月にはどんな季節のイベントがあって、それぞれ何を食べるのかをリストアップしました。献立作りのお役に立てればと思います♪
3月ってどんな時期?
少し暖かくなってきて、春らしさを感じる3月。まだまだ寒い地域もありますが、3月の終わりごろには桜が咲きだします。別れの季節でもある3月は卒園式、卒業式が各地であり、旅立ちを見送ります。そんな3月ですが、大きなイベントではひな祭りがあります。他にも卒園卒業やお花見など、各イベントごとに食べられる行事食をあげていきます。
3月の主な行事食
3月の季節イベントにはどんな行事食があるのか、ひとつずつ紹介していきます。
ひな祭り(3月3日)
ひなまつりは、五節句の一つ「桃の節句」で、女の子が元気に成長することを願う行事です。女の子の成長を祝う行事ですが、今では大人女子もお祝いするケースも!
ひな人形をかざるのは、昔に「人のかわりに悪いことをひきうけてもらう」ために人形を川に流したことが今に引きつがれています。
そんな昔からの大切な行事であるひな祭りには、行事食がいくつかあります。
ちらし寿司
ひな祭りと言えば、ちらし寿司が定番中の定番。ひな祭りにちらし寿司を食べる明確な理由はないそうですが、お祝い事と言えばお寿司!具材には上に縁起の良い食材を散らし、見た目が華やかなちらし寿司はひな祭りの定番となりました。なので、上に乗せる食材は縁起の
良いエビ(=長寿)やれんこん(=先の見通しが良い)を入れると◎
手まり寿司
手毬のように丸くて可愛く飾られたお寿司。とにかく見た目が可愛い!女の子の成長をお祝いするひな祭りにぴったりな可愛さです。
はまぐりのお吸い物
はまぐりがひな祭りに食べられる理由は、はまぐりの対になっている貝殻はぴったり合うようになっていて他の貝と合うことがないことから、子どもが将来ぴったりと合う結婚相手と巡り合いますように。という願いを込めてで、なんとも素晴らしい&ぜひ娘に願いたい由来です。昔ははまぐりの貝殻で「貝合わせ」という遊びもあったそうです。
菜の花
春の食材と「花」ということで、ひな祭りの食卓によく出されます。そのままお浸しやからし和えにしたり、ちらし寿司の具材としてトッピングされたりします。
子どもの好きな食べ物
こどもの日と同様、子どもの為のイベントということで主役である子どもの好きな食べ物を用意するのが良いですね♪唐揚げやエビフライ、フライドポテトなど揚げ物はみんな大喜び!
ひなあられ
ひな祭りに食べられる代表的なお菓子としてやっぱり一番はひなあられです。当日まではひな人形に供えて、当日みんなで食べます♪ひなあられは地域によって違いがあって、まん丸でしょっぱいものが入ったもの、米型のポン菓子のような甘いもの、チョコをまとったものまで!
地域による違いはこちらの記事で詳しく紹介しています♪
菱餅
ひな人形にも道具として飾られる菱餅。ひな祭りに菱餅が出される理由は諸説ありますが、昔はひし形は角があり、魔物を寄せ付けず、菱形を子どもの健康を守る魔除けとして信じていました。また、菱餅は長寿や健康の象徴で、成長力を示すヒシの形を模しているとも言われています。菱餅の3色は、桃色は魔除けと健康、白色は長寿と子孫繁栄、緑色は魔除けと邪気払いを願うなど、色にも意味があります。
白酒
ひな祭りの歌にも出てくる白酒。白酒を飲んで右大臣が赤い顔をして酔っているように、アルコールが入っているので子どもには飲めないので、代わりに甘酒やカルピスを出すとひな祭りっぽい飲み物になります。
ひな祭りの行事食についてはもっと詳しく、たくさんこちらの記事で紹介しています♪
ミモザの日(3月8日)
3月8日は、「国際女性デー」として世界的な記念日となっています。ニューヨークで女性が参政権を求めてデモを起こしたことがきっかけとなり、そこから女性に感謝する日となりました。イタリアではこの日に男性から女性へ、日頃の感謝の気持ちを込めてミモザの花を贈ります。なぜミモザの花かというと、ちょうどそこ頃にミモザが開花していることと、ミモザの花言葉が「感謝」ということ、あとは春へと季節が変わる時期にぴったりの明るい黄色で可愛いからだそう。
ミモザ〇〇
ミモザの花を贈る日ということで、ミモザに見立てたメニューが食べられます。ゆで卵の黄身と白身を別々にして黄身はざるで濾して白身はみじん切りにし、白身の上に黄身を散らしてミモザの花っぽくするメニューが多くみられます。ミモザサラダがメニューとしては最も有名ですが、ミモザトーストや、スイーツではミモザケーキも人気。
黄色い食べ物
ミモザの花の色である黄色は太陽のように明るくて幸せのイメージがあります。ミモザの日には黄色い食べ物や黄色い小物を使って、黄色をメインカラーとした食卓にするとイベント感が出ますね♪
ホワイトデー(3月14日)
2月14日のバレンタインにチョコレート等をもらった人は、必ずホワイトデーお返しを!ちなみにホワイトデーは日本が発祥だそうです。ホワイトデーに返すものは、物を返す場合も多いですが、バレンタイン同様お菓子をお返しするのであれば、クッキー、マシュマロ、飴、マカロンなど色んな種類が贈られます。一応それぞれに意味があるので、下調べしてから贈ると良さそう…。代表的な2つのお菓子の意味を紹介します。
クッキー
クッキーは食感がサクサクで軽いので、「友達でいてね」という意味があるそう。バレンタインは友チョコやばらまきチョコなど愛の告白的な意味合いは薄れているので、クッキーの出番も多くなってそう。
マシュマロ
なんとマシュマロには二つの意味合いがあるそう!昔はバレンタインへのお返しはマシュマロで返すというのが定番で、「もらった愛(チョコ)をふわふわ(マシュマロ)で包み込む」という、愛を返す良いイメージでしたが、現在ではしゅわしゅわ溶けるマシュマロのイメージから、嫌い的なイメージが強くなってきているそうです。
セントパトリックデー(3月17日)
セントパトリックデーは、毎年3月17日に行われる海外のイベントで、アイルランドにキリスト教を広めた聖人聖パトリックの命日に行われます。アイルランドだけでなく、世界中でも祝われています。伝統的なパレードや音楽、ダンス、アイリッシュパブでパーティーが行われ、緑の衣装やアイルランドの象徴であるクローバーの模様を身につけて祭りを楽しみます。緑の色はアイルランドの風景、豊かな緑の牧草地に由来し、国旗にも反映されているアイルランドのイメージカラーで、セントパトリックデーには建物や街が緑一色になります。
緑色の食べ物や飲み物、クローバーモチーフ
アイルランドのイメージカラーの緑色の食べ物や飲み物が食べられます。グリーンビールという緑色のビールが代表的。食べ物も、緑の食材を使ったメニューが多くみられます。あとは、クローバーもセントパトリックデーの象徴なので、クローバーモチーフのクッキーなども食べられます。
アイルランド料理
アイルランドの歴史と文化を祝う日ということで、アイルランド料理が食べられます。コンビーフとキャベツを煮たものが有名だそうです。
春分の日、春彼岸
3月20日、もしくは21日にあたる「春分の日」は、秋分の日とともに国民の祝日になっています。春分の日の日付が毎年同じじゃないのは、1年が365日ぴったりではなく、毎年約6時間ずれていることから起こります。二十四節気(太陽の動きをもとに1年を24期間に割り振り)でそれぞれの季節の始まりを立春、立夏、立秋、立冬、1年で昼の時間が最も長い日を夏至、夜の時間が最も長い日を冬至、昼と夜の長さが同じ日を春分、秋分としていてます。
そんな春分の日を中心とした前後3日間が「お彼岸」です。秋分の日にも同様にお彼岸期間があり、それぞれ春彼岸、秋彼岸と呼ばれます。お彼岸は、先祖への感謝の意味を込め、お墓参りをしたり、お供えをして供養を行う期間となっています。
ぼた餅
春彼岸、秋彼岸には、おはぎが食べられます。ですが、春分の日に食べるおはぎは「ぼた餅」と呼ばれ、呼び方が異なりますが、中身は一緒。春は牡丹(ぼたん)の時期なので「ぼた餅」、秋は萩(はぎ)の時期なので「お萩」と呼ばれています。おはぎに使われるあんこの「小豆」は、邪気を払い、魔除けの効果があることからお彼岸に食べられます。小豆は他の行事でも赤飯などで登場します。
春の食材
春分の日は二十四節気で春の中間に当たり、昔は農作物を行う上で春分の時期から農作業が本格的に行われる時期という目安となっていました。そんな春を楽しむ食事として、春の食材を取り入れます。つくしやふきのとうなど、春ならではの食材を試してみては。
卒業、卒園
春は巣立ちの季節です。3月初旬~中旬には中学校、3月下旬には小学校、保育所や幼稚園で卒業式や巣立ち式が行われます。親としては嬉しさと寂しさが入り混じったなんとも言えない感情になりますが、子どもの巣立ちを盛大にお祝いしましょう♪子どもにとっては、次のステップで友達と離れることもあると思うので、お別れ会やそれぞれの新天地でがんばろ会を開催して、楽しい思い出作りを。
お弁当に手紙やメッセージを添えて
卒業するとともに、お弁当が最後となる場合もあると思います。毎日作ってくれた親に感謝の手紙を添えて空のお弁当箱を渡したり、作ってきた側からも今までお弁当食べてくれてありがとうのメッセージを添えたりして、長い間子どものために作ってきた達成感と感謝の気持ちで締めくくりましょう♪
卒業リクエストメニュー、思い出メニュー
給食では、卒業生のリクエストメニューを提供するところが多いです。家でも、お弁当で一番美味しかったものや、子どものリクエストメニューにしてみては。
お花見
地域によって桜の咲く時期は異なりますが、だいたい3月末~4月頭に桜が開花して各地でお花見が行われます。コロナで一時期お花見が実施されなかったですが、また再開されてきています。昼にピクニックのように行われたり、夜にライトアップされた桜を見ながら宴会が行われたりします。「花より団子」という言葉があるように、桜を見ることよりも、宴会を楽しむことの方が重要だったりします。
花見弁当
お花見と言えば、桜の木の下に敷物をしいて、お花見弁当を食べながらのんびりお花見をするのが醍醐味です♪たけのこや菜の花など旬の食材を使ったお花見にぴったりの春らしいお弁当がいいですね♪
ワンハンド
一応お花を見ながら、ということなので、片手で食べられる食べやすいものがお花見にはぴったりです。おにぎりやサンドイッチ、串ものなど。三色団子も串に刺さっているので食べやすい♪
お花見スイーツ、桜スイーツ
三色団子や桜餅はもちろん、春になると各社で販売される桜スイーツもお花見に持っていくと気分が上がります!
春らしいイベントが満載♪
3月はひな祭りをはじめ、桜の花やミモザの花など、春らしくて明るいイベントがたくさんあります。ぜひ行事食を作ったり、春の食材を使ったメニューで春を楽しんでみてください♪
コメント