【月別行事食】1月の行事食まとめ★お正月・受験・成人の日など

おはようございます♪

今回は「1月」の行事食まとめです。1月にはどんなイベントがあって、それぞれ何を食べるのかをリストアップしました♪献立作りのお役に立てればと思います。

1月ってどんな時期?

1月1日、新しい年を迎え、お祝いムードがしばらく続きます。元日(1月1日)は新年を祝い、家族や友人と過ごします。松の内(門松を飾る期間・地域によって異なりますがだいたい1月7日まで)には初詣に行って、新年の願い事をしにお出かけする人も。成人の日(1月の第2月曜日)もあり、各地で成人式が開催されます。

一方で受験生にとっては大事な時期!1月中旬には大学入学共通テスト(昔で言うセンター試験)があります。しかも寒い時期なので、インフルエンザも流行ってくるので、体に気を付けてなんとか乗り切りたい!寒さが厳しいので、受験生じゃなくとも家で過ごす日が多い季節となります。

1月の主な行事食

1月の行事食

それでは1月の行事食をひとつずつ紹介していきます。

元旦(1月1日)

新しい年に変わって一番最初の日、お正月。そこから三日間は三が日と呼ばれて、仕事が休みの人も多く、初詣に出かけたりします。

福袋の売り出しや初売りが元旦からお正月商戦が始まるところもありますが、少し前からスーパーや百貨店では元旦はお休みにするところが多くなってきました。働き方改革ですね!スーパーは4日から開店のところも多く、コロナの影響もあったことで、お正月の三が日は数日に渡っておせちを食べたり、お餅、買いだめしておいた食材、冷凍食品、レトルト、カップ麺などを食べておうちでのんびり過ごす時間が多くなったのではないでしょうか。実家に帰省してゆっくりしたり、寝正月の人も多そうです。

おせち


お正月には「おせち」を囲んで家族や親戚と集まり新年を祝います。重箱に詰められ、数種類の料理が盛り付けられます。おせちには縁起を担いでいる食材を使い、それぞれのメニューに長寿や幸福を願う意味合い(言われ)が込められています。

代表的なおせちの言われ

  • 黒豆…一年中元気で働けるようにという願いが込められています。その「まめ」には健康や丈夫さを表し、黒く日焼けするまでまめに働けるようにという願いもあります。
  • 数の子…数の子はニシンの卵で、「二親」という漢字からたくさんの子に恵まれることを願う子孫繁栄の象徴です。
  • たつくり…カタクチイワシの小魚を干して飴炊きにしたもの。小魚を田畑にまいたところ、豊作になったことからこの名前がつけられましたことから、五穀豊穣の象徴です。

お屠蘇


お屠蘇は、元旦のおせちを食べる前に飲むお酒です。一年の無病長寿を願い正月に飲まれる特別なお酒です。屠蘇散と呼ばれる生薬を配合した薬草酒で、日本酒やみりんに漬け込んで作られます。主な使用される生薬には山椒、陳皮、桂皮、桔梗、八角、白朮、防風などがあり、体に良い効果をもたらすものが使われます。お屠蘇の語源には諸説ありますが、邪気を払い、魂を蘇らせるという意味が共通しています。飲む順番もあり、若い人から年長者、の順番に飲みます。

お雑煮


お雑煮は正月に欠かせない料理で、全国各地でそれぞれの味、具材、そしてお餅の形があって、地方により全く違う特徴を持っている面白い日本の食文化です♪共通していることは「お餅を使う汁物」ということくらい、地域によって全然違います。正月にやってくる年神様を迎えるために、前年に収穫したお米から作った餅を供え、そのお下がりとしてお雑煮を食べる習慣が始まったと言われています。昔の人は、お雑煮を食べることで前年の豊作に感謝し、新年の豊かな収穫や家族の安全を祈っていました。一般的には三が日(1月1日〜3日)に食べられることが多いです。

主なエリア別の特徴

  • 関東…角餅、醬油ベースすまし汁、具材は具沢山で鶏肉、かまぼこ、小松菜、人参など
  • 東海…角餅、醤油ベースすまし汁、具材は正月菜、かつお節など
  • 関西…丸餅、白みそベース、具材は金時人参、海老芋(里芋)、大根など

他にもあんこ餅の入ったお雑煮(四国)や、豪華海鮮が入ったお雑煮(北陸)など、エリアによって色んなお雑煮があるので、調べてみると楽しいです^^


三日とろろ(1月3日)

お正月の3日目に山芋を食べることは、長寿や健康を祈願する意味があります。山芋には整腸や滋養強壮作用があり、疲れた胃腸を癒す効果もあります。特に三日とろろを食べると、風邪を引きにくく健康に過ごせるとされています。また、伸びのあるとろろからは長寿を願う意味も込められています。お正月は暴飲暴食になりがちですが、とろろは消化が良く整腸作用もあるため、胃や腸を休めるために食べられるようになりました。

七草の日(1月7日)

七草の日(1月7日)は、五節句の一つ、「人日の節句」であり、七草粥を食べて無病息災を祈る日です。七草粥は中国の風習と日本の若菜摘みの習慣が組み合わさって生まれ、平安時代の宮中行事から江戸時代には一般庶民の間でも広まりました。七草粥はお正月のごちそうに疲れた胃を休めるためにも食べられることがあります。

春の七草は、見る用の秋の七草とは違い、食べることができます。

春の七草:せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ

の7種類の食用野草を指し、古くから「七草粥」としておかゆに入れて食べる習慣があります。寒い地域では早春に七草を揃えることができないため、別のものを食べる風習もあり、青森県では根菜や山菜、きのこを細かいさいの目に刻んで味噌や醤油で煮込んだ「けの汁」、山形県では納豆をすり鉢で粒が見えなくなるまでよくすりつぶして汁に溶かし、具は豆腐、油揚げ、こんにゃく、きのこや山菜と、里芋の茎を干して作った「いもがら」を入れた「納豆汁」などが食べられます。

鏡開き(1月11日)

鏡開きは、一般的に1月11日に行われる正月の行事で、お正月に飾っていた鏡餅を神棚から下ろして食べて無病息災を祈願する習慣です。鏡開きの日付は、基本的に松の内が明けたあとの日です。ただし、地域によって松の内が明ける日は異なります。(松の内=年神様が滞在している期間:関東では1月1日から7日までが一般的ですが、1月15日までという地域もあります。)

鏡餅は包丁で切らず、手や木槌で割ります。鏡開きの起源は武家からで、切腹を連想させるため刃物を使わず、手や木槌で割ることになり、「開く」の表現が縁起がよいため「鏡開き」と呼ばれるようになりました。最近では割らなくても、中に個包装の小さなお餅が入った鏡餅もあります。

飾ってあった鏡餅は乾燥して固いので、お雑煮やお汁粉などふやかして食べられることが多いです。


成人の日(1月第2月曜日)

国民の祝日の一つで、以前は1月15日の固定日でしたが、ハッピーマンデー制度により、1月の第2月曜日に。「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」日だそうです。大人になったお祝いをする日です。

成人の日前後には各地で成人式が行われますが、成人の日は月曜日なので、帰省する人もいることを考えるとその前日の日曜日や土曜日に行われる地域が多いようです。また、寒い地域では真冬の1月ではなく別の季節に行うことも。成人になる年齢が20歳から18歳に引き下げられましたが、成人式は20歳にやることが多いとのこと。

成人式の日の夜は、同窓会があったり、昔の友達たちと飲みに行ってしまうので、家族でお祝いごはんはできないかもしれません。大人になったのでしょうがないですね。前後のお休みの日にゆっくりお祝いしましょう。

赤飯


成人のお祝いに食べるものは、これといって決まった食べ物はないですが、お祝い事に欠かせないお赤飯でお祝いを!日本では、赤い色が邪気を祓う力を持つと考えられており、神様に対して赤米を供える風習があったことから、災いを避けるために赤い色の食べ物がお祝いに食べられるように。

お寿司


お祝い事といえばこちらも外せない!握り寿司やちらし寿司はお祝いの食事にぴったりです!回らないお寿司に行って大人の世界を味わってみるのもいいかも。

お酒


20歳といえばお酒が飲めるようになる年齢ですね♪お酒好きなお父さんお母さんは子供とお酒が飲めるなんて嬉しいですよね!あえて居酒屋に行って大人の世界を楽しむのもよさそうです。

小正月(1月15日)

小正月(こしょうがつ)とは、1月15日を中心に行う正月行事です。地方によってさまざまな風習がありますが、代表的なのは小豆粥を食べたり、正月飾りを燃やすどんど焼きが行われます。

昔はお正月に忙しく働いたお嫁さんが一息つくために里帰りする日が小正月だったそうで、「女正月」とも呼ばれています。15日までゆっくりできないなんて、昔の女の人は大変です><。

小豆粥


小豆粥は邪気を祓う小豆を入れた小豆粥を朝食に食べることで、無病息災と五穀豊穣を祈ります。お餅の入った小豆粥を食べることもあるそう。

どんど焼き団子


小正月には正月飾りの門松やしめ縄飾り、書初めなどを燃やす大きな焚火(どんと焼き)を行います。その焚火で餅やだんごを焼いて、その煙を浴びると、その年1年は無病息災で過ごせるそう。餅花をこの時に焼くこともあるそうです。小正月に使う飾りの「餅花」は、紅白やカラフルな餅を小さくちぎって丸めて柳の枝につけます。元々は豊作を祈るために小正月に飾るもので、正月飾りとしてもよく使われます。養蚕が盛んな場所では、「繭玉(まゆだま)」って呼ばれていて、繭を使ったり、餅を繭に見立てて飾ることも。

大学入学共通テスト(1月中旬の土日)

受験期間は幅広いが、国公立や私立大学受験に必要な大学入学共通テストの日程を受験フェアに充てる企業が多い。

昔でいう「センター試験」のことで、大学の入試を受けるにあたってこの結果が受ける大学を大きく左右します!共通テスト当日に風邪をひいたりインフルエンザにかかったりしたら大変です!勉強を頑張っている子供に親ができることは、体調を整え、平常心が保てるように普段通りにし、でもやはり願掛けで親は応援しちゃいます。

願掛けメニュー


試験を直前に、ここまできて親にできることはもう願掛け!神頼みです!昔から勝負事にはカツが願掛けメニューとして有名ですが、カツは油っぽいので胃に負担がかかり、受験当日にはあまり向いていないので、食べるとしても前日ですね。

願掛けメニューの例はこんな感じです。

主な願掛けメニュー

  • カツ…勝つ カツカレー…華麗に勝つ
  • ウインナー…winner(勝者)
  • タコ…オクトパス(置くとPASS合格)
  • キットカット…きっと勝つと
  • 納豆、とろろなどのネバネバ系…ネバーギブアップ


普段通りの朝食


気合を入れて勝負メシを作りがちですが、朝食はいつもと同じものを食べて、緊張している体にも心にも「いつも通り」が一番!ごはんと納豆と卵とお味噌汁、のような消化のよさそうなものがよさそうです。あとは本人の好きな食べ物をプラスしてテンションを上げていきましょう♪


胃にやさしい食事、腹持ちの良い食事、食べやすい食事


胃にやさしい食事が受験前日、当日にはやっぱり良いです。大事な試験の前や最中におなかが痛くなってしまったら大変ですから。。油っぽいものや刺激物は控え、食物繊維も多すぎるものは消化が悪いので控えめに。ごはんやうどん、温かいスープなどがよさそうです。

あとは、試験は脳をフル回転させるので、お腹が減りやすい!腹持ちの良い食事も必要です。パンよりもごはんの方が消化がゆっくりで腹持ちが良いと言われています。たんぱく質系を多く入れたり、スープと一緒に食べると腹持ちが良いと言われています。

試験は午前と午後があるので、お昼に食べるものは食べやすい食事が良いです。午後の最終追い込み勉強をしながら食べられる、具沢山のおにぎりや具沢山のサンドイッチなど、片手で食べられるとうれしいですね♪

大寒(1月20日前後)

1月20日頃にあたる大寒。二十四節気の大寒と、その前の小寒を合わせて、寒の内(かんのうち)と呼びます。
寒の内は、1年でもっとも寒い時期。各地で最低気温を記録するのもこのころです。小寒に入ることを「寒の入り(かんのいり)」、大寒が終わることを「寒の明け(かんのあけ)」と呼びます。

大寒は、1年のうちで最も寒い時期。この時期には寒いときに仕込むと美味しくなる味噌や酒、醤油が作られます。また、「寒稽古(かんげいこ)」と呼ばれる寒さに耐えて身体を強くする伝統行事なども行われます。

大寒卵


縁起物として卵料理を食べると良いとされ、これは、かつてこの時期には寒いためニワトリが卵を産む頻度が少なくなり、栄養価が詰まっていると考えられていたことから、大寒の日に生まれた卵を「大寒卵(だいかんたまご)」と呼び、栄養価が高くおいしいと考えられていたことからきています。この大寒卵は金運を呼ぶ縁起物ともされています!

寒魚(寒ブリ、寒サバ、寒タラ)、寒シジミ、冬牡蠣など


最も寒い時期に最も美味しくなる「寒ぶり」「寒牡蠣」「寒さば」「寒野菜」なども売り出されます。旬のものを美味しく栄養価の高い時期に食べましょう♪

寒の水で仕込む食べ物


寒の水(かんのみず)とは、小寒から立春の前日(節分)までの寒い期間に汲まれる水のことです。この時期の水は霊力があり、また気温と湿度が低いため雑菌が少なく、質が良く保存に向いています。その特性を生かし、お酒や味噌、醤油、寒天、凍り豆腐、餅、日本酒、甘酒などの仕込みに良いとされています。寒の水を使用した仕込みは「寒仕込み」と呼ばれ、希少性があります。


新しい年が始まる1月!1年が良い年になるように行事食を食べよう

以上、新年の幕開けであるお正月から、成人式、センター試験など、人生の大きな節目となるイベントが盛りだくさんの大事な月、1月の行事食でした。結構行事がたくさんあって、新年早々忙しい月ですね!全てを食卓に取り入れるのは難しいかもしれないですが、できるところから取り入れていきたいです。新しい年が始まるのをきっかけに、行事食を取り入れて日々を楽しんでいきましょう♪

最後まで見ていただきありがとうございました♪

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