おはようございます♪
お正月に食べる「おせち」ですが、うちは三が日は両実家に帰省し帰省先でおせちを食べるため、自宅での元旦の日の朝食にけっこう困ります。でもやっぱり年明けて一発目のごはんはお正月感のあるものが食べたい。そこで、うちでは「おせちの好きなものだけ」を用意することにしています。
今回は、そんな「おせちの好きなものだけ」のメニューのレシピを極めたので紹介します!黒豆はかちかちの固い黒豆が大好きなので、固めになる作り方を10年くらい研究してたどり着いたレシピです。卵焼きは、お店で売っている、お正月の甘くてしっとりした卵焼きを目指して何回か作ってたどり着いたお気に入りレシピを紹介!他にも好きなものだけ献立に入ったメニューを紹介します♪
好きなものだけを極めたおせちのメニューたち

義実家でもおせち、実家でもおせち。なので自宅ではおせちは用意しない。うちのような状況のご家庭ってけっこう多いのでは?そんなご家庭にぜひおすすめしたい、おせちの中で好きなメニューだけ&子供が食べられるメニューだけを自分好みのレシピで好きな数品作る!!どうせ子供はおせちを作っても食べないので、残ったとしても自分が喜んでその後も数日食べられるようなメニューだけを用意します。おせちって作り置きなので、要は好きな作り置きメニューを作る感じで。
圧力鍋で作る!かちかちしわしわの固い黒豆

ふっくら柔らかな黒豆はあんまり好きじゃなく、昔実家で食べたしわしわの固い黒豆が食べたいと思い、ずーっと長い間お正月もお正月じゃない時もちょこちょこ作ってきてようやくたどり着いたレシピです。電気圧力鍋で作りましたが、普通の圧力鍋でも作れると思います。豆を水に漬けておく時間も短く、茹でこぼしもしないので、時短&放置なので手間なしです。
煮るときの水分が最初からけっこう少ないので、砂糖の量が普通のレシピよりもだいぶ少ないですが、甘さもちゃんとあります。少し甘さ控えめなのと、しっかりした歯ごたえがあるので、おつまみにぽりぽり止まりません!
材料
- 黒豆(乾燥) 200g
- 砂糖 120g
- 醤油 小さじ2
- 塩 少々
作り方
- 黒豆をざるに開けて水洗いし、圧力鍋に入れて全ての黒豆がかぶるくらいの水を加え、1時間ほどつけておく。
- 電気圧力鍋だと鍋モード、圧力鍋だと火にかけ、沸騰したらアクをキッチンペーパーなどで取る。
- 蓋をして圧をかけ、8分加圧して、(圧力鍋なら火を消して)圧が抜けるまで放置。
- 蓋を開けて、砂糖を一気に入れて全体をざっくり混ぜる。
蓋をしないで弱火で10分ほど煮込み水分を飛ばす。お好みのところまででOK。醤油、塩を加えてさらにひと煮立ちさせる。
そのまま冷さまして味をしみこませて完成♪

おせちの黒豆といえば、ふっくらつやつやで煮ることが目指すべき姿だと思いますが…邪道と言われてもこのしわしわの黒豆が好き!コツをまとめると…
しわしわ固めの黒豆を作るコツ
- 豆を水に漬ける時間を短く
- 煮込むときの水分を少な目にする
- 砂糖を加えるときに一気に加える
- 完成時の汁の量は黒豆が一部汁から出るくらい
専門店の卵焼きを目指した甘くてしっとり卵焼き

卵焼きは普段は甘くないだし巻き卵が好きで、砂糖はほぼ入れないのですが、おせちの時には、おせちの季節に専門店が作る大きくて甘い、ジューシーでしっとりしただし巻卵が食べたくなります。あの味を目指して何回か試作して、この甘さが一番ギリギリの砂糖量で甘~い!となる分量と、どうせなら甘さとだし感を突き抜けた分量の2つ掲載します。
材料
- 卵 3個
- みりん 大さじ1
- 砂糖 大さじ1(大さじ1.5)
- 白だし 大さじ1(大さじ1とちょっと)
- 水 大さじ1
- 塩 少々
カッコ内の分量がより甘い&だし感アップバージョン。
水を加えるとジューシーになります。
作り方
- 材料全部をボウルに入れて、泡だて器などでよく混ぜる。しっかり混ぜる!
- 卵焼き器を熱し、油を都度ひきながら、弱火でじっくり焼いていく。砂糖が多いと焦げやすいので、弱火でたまにふたをしたりして火を通しながら2回、3回と巻いていく。
- 巻きすの上にラップを敷き、その上に焼けた卵焼きを置き、ラップでぴっちり包んでその上から巻きすでぎゅっと巻く。輪ゴムで止めて、冷暗所で放置。粗熱が取れたら冷蔵庫へ。
しっかり冷えたら切って完成♪


普段ならこんなに甘い卵焼きは食べないですが、おせちと言えば!の味です。カッコ内の分量だとほんとに甘い!という感じですが、カッコ内じゃない普通の方の分量でもちゃんと甘い!となるので、うちは今後はギリギリの砂糖量の方を毎年作っていこうと思います。
カニカマの押し寿司

全然おせちの定番じゃないですが、息子がカニカマが食べたいと言っていたので(本当は蟹が食べたいと思いますが)、カニカマの押し寿司を作ってみました。イメージはコンビニのおにぎりで売っている「香り箱の寿司」おにぎりの押し寿司バージョンです。マヨネーズを加えるだけなので超簡単な上に、材料費がめちゃめちゃ安いです。でもめちゃ美味しいのでおススメ!
材料
- すし飯 300g
- カニカマ(ちょっと本物っぽいの) 大パック1P
- マヨネーズ適量
カニカマは、スティック状のではなく、ちょっと本物っぽい方のカニカマを使用。
これが大パック。普通のパックなら2パックで。
すし飯は酢50ml+砂糖大さじ1+塩小さじ1/2をよく混ぜ合わせたものを2/3ほどごはんに入れて混ぜたすし飯を作りました。
作り方
- パウンド型や牛乳パックの空き箱を使います。ラップをしいて、まずはカニカマをさいて一面に敷き詰める。赤い部分が程よく下側(最終的には上面)に来るように。
- マヨネーズを適量かけて、
さらにすし飯を上から詰めて
周りに余っているラップで上面を覆って、上からぎゅっぎゅと押す。
息子の手のサイズがちょうどよかった。 - このまましばらく放置してなじませたら、ラップを開けて取り出す。
カットして完成♪

おせちと言えばのメニューではないですが、赤と白の紅白でめでたい感じになりました♪簡単ですが、ほんとに美味しい。
ローストビーフ(低温調理)

みんな肉が食べたいと思うので、ローストビーフ。以前に低温調理でおせちの色々なメニューを作ったことがあるときと同様、
今回も低温調理で放置して作りました。
今回はお肉が小さかったしギリギリを攻めたつもり(56℃で4時間)ですがしっかり火が通っています。
きんかんの甘露煮

庭にきんかんがなっているので、甘露煮も毎年作っていますが、まだお庭のきんかんだけでは足りないので買い足しています。庭きんかんはそのまま食べるには多分美味しくないのですが甘露煮にするとめっちゃ美味しい♪高級なデザートの味。
材料
- きんかん 300g
- 砂糖 100g
- 水 かぶるくらい
作り方
- きんかんはよく洗って半分にカットし、種を取る。お湯で2~3分さっと煮てザルにあげてお湯を切る。
- 鍋にきんかん、砂糖、かぶるくらいの水を入れて、
弱火で30分煮詰める。
火を止めて、自然に冷めるまで放置して完成♪


簡単ですがめっちゃ美味しい。息子が大好きで、こればっかり食べてました…。
数の子入り松前漬け

市販の松前漬けセット(切り昆布、切りイカ、タレ)に、千切り人参と数の子を加えました。うまみたっぷりでつまみに美味しい♪数の子そのままだとそんなに好きじゃないですが、松前漬けに入れると味がなじみ、食感がいい感じのアクセントになり、なくてはならない存在に!

日が経つにつれてよく漬かるので数日に分けて楽しむ。タッパーなのが残念ですが作り置きなのでこれで大丈夫。
ゆずりんご

こどもが大好きゆずりんご。冬至に作りますが、年末にもまだ柚子が残っていたので大量に作りました。
あとはかまぼこもありましたが、切るだけ。
おせちの中でも好きなものを極めてわが家の味を♪
好きなものだけを用意したおせちの全体はこんな感じでした。

おせち料理の文化自体は子どもに引き継ぎたいですが、いやいや食べるのも違うと思うので、好きなものを好きなだけとれるバイキング形式にしました。(特にうちの子は好き嫌いが多く、食べられるものが少ない。)ワンプレートおせちや、ひとりずつ取り分けてあるおせちだと、必ず食べないといけないと、嫌いな食材や食べたくないメニューがあった場合子どもがおせちに対して嫌悪感を抱いてしまうかもしれないので(親もおせち料理ってそこまでテンション上がらないですよね…?)おせちは楽しみなものだよと思ってもらいたいです。
その中で、特定のメニューのレシピを極めて、「うちのおせち」の味を作っていけたらよいですよね♪おせちを実家や義実家で食べるので家ではしっかりしたおせちは用意しない、という我が家でも、おせちと言えばこれというメニューができてきました。
ちなみに翌年は、カニカマ寿司の代わりに「たがね餅」を作りました。黒豆、卵焼き、ゆずりんご、きんかんの甘露煮は続投です。
最後まで見ていただきありがとうございました♪
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