運動会のお弁当は、子どもの一大イベントを応援する大切なお弁当。と思いつつ、時間や手間がかかって大変で、疲れてしまう方もいるのでは。今回は、運動会のお弁当作りのメニュー選びに役立つ、運動会弁当の定番メニューをおかずから主食、デザートをまとめました。応援に本腰を入れられるよう頑張りすぎず、心のこもったお弁当でお子さんを応援しましょう♪
最近の運動会のお弁当事情:個別で食べる形態が増加中

運動会のお弁当といえば、一昔前までは家族単位、親戚単位、町の班単位などで集まってシートを敷いたりテントの下で集まって親も子も、おじいちゃんおばあちゃんまで一緒にお弁当を食べる光景が当たり前でした。重箱や大皿、タッパーにおかずをたくさん入れて、みんなでワイワイつつくのが恒例でした。
しかし、コロナの流行の少し前くらいから、親が来れない子どもや熱中症対策もあり子どもたちだけで別々に教室で食べる個食タイプのお弁当を食べる学校がちょこちょこ増え、コロナをきっかけに個食弁当が主流となってきています。今は運動会は午前中で終わって、お弁当は教室で食べるというパターンも多いです。もしくは、お弁当自体なくなったというケースも。
お弁当を用意する側にとっては早朝からの大変なお弁当作りがなくなって楽になったと喜びの声がある一方、運動会の途中で応援を届ける機会がなくなって寂しくも感じます。でも、個食弁当になっても何か運動会らしいことをしてあげたいですよね!まずはどんなメニューが運動会弁当には向いているのかを紹介します。
運動会のお弁当にはどんなメニューが最適?

運動会のお弁当に何を入れたらよいか迷いますよね!子供たちが楽しい運動会の一日を元気に過ごせるように、栄養バランスや食べやすさを考えつつ、好きなものを入れてあげるのがいいと思います。ポイントを押さえて、お弁当を準備しましょう。
普段から作り慣れている、食べ慣れているもの
運動会の日は忙しい朝の準備が必要なので、普段から作り慣れているおかずを取り入れると安心です。特別なメニューを無理に挑戦するよりも、家族がいつも食べているおにぎりや卵焼き、唐揚げなどをメインにすると失敗が少なく、余裕を持って準備が進められます。
片手で食べやすいもの、こぼしにくいもの
運動会のお弁当は、休憩時間にサッと食べられることが重要です。片手で食べやすいおにぎりやサンドイッチ、串に刺したおかずがおすすめです。また、一口サイズにカットしたり、カップに入れるなどの工夫をすると、食べやすく、食べこぼしも防ぎ簡単に食べられます。
冷めても美味しいもの
お弁当は作ってから時間が経ってから食べるので、冷めても美味しいおかずが大切です。唐揚げや卵焼き、煮物などは冷めても風味が損なわれにくいのでお弁当にぴったり。ご飯ものもおにぎりや巻き寿司、いなり寿司にすると冷めた状態でも美味しくいただけます。味付けはやや濃いめにしておくと、冷めても味がしっかりしていて満足感があります。
傷みにくいもの、汁気の少ないもの
運動会のお弁当では、春でも秋でも日中は暑くなるので傷みにくい食材や調理法が重要です。揚げ物や炒め物はしっかり火が通っているため、比較的安全です。また、汁気の少ないおかずは弁当箱の中で漏れにくく、衛生的です。煮物は汁をしっかり切ってから詰めるようにすると安心です。
エネルギーになりやすいもの、栄養バランスのよいもの
運動会は体力を使うイベントなので、エネルギーを効率よく補えるおかずが良さそうです。ご飯やパンなどの炭水化物をメインに、鶏肉や魚でたんぱく質を補い、野菜やフルーツでビタミンを。例えば、おにぎりに鮭やツナを入れたり、唐揚げや煮卵でタンパク質を追加するなどバランスよく栄養補給できると良いですね♪
子どもの好きなもの
運動会はなんといっても子どもが主役!お弁当には、子供が喜ぶおかずを取り入れると、運動会がさらに楽しくなります♪唐揚げやウインナー、卵焼き、フルーツなど、定番の人気おかずは外せません。また、キャラクターをモチーフにしたキャラ弁だったり、可愛らしい飾り切りの野菜を入れるなど、見た目にもこだわるとテンションが上がること間違いなし!
茶色いおかず多めでOK!ポイントで彩り食材や飾り切りを添える
揚げ物や焼き物など、どうしても茶色いおかずが多くなりがちですが、美味しければそれでいいんです!ただ、少しだけ彩りを添えるために、ミニトマトやブロッコリー、ニンジンなどの色鮮やかな野菜やフルーツを加えると、見た目が華やかになります。ウインナーを飾り切りしたり、おにぎりに海苔で目をつけたりちょこっとだけ工夫するのもあり!見た目の可愛いお弁当は、食欲も一層引き立てられます。
運動会のお弁当に人気の定番メニュー

それでは具体的にどんなメニューが運動会弁当に人気なのか、定番メニューをまとめてみました。
運動会弁当の定番主食(ごはん、パン、麺)
運動会のお弁当には、エネルギーをしっかり補給できる主食が欠かせません!食べやすく、栄養価も高いメニューが人気です。運動会で定番の主食を紹介します!
おにぎり
運動会のお弁当の定番、おにぎりは、味のバリエーションが豊富で、手軽に食べられる主食です。具材は梅干しや鮭、ツナマヨ、昆布など自由自在にアレンジが効き、バリエーションを楽しめます。肉巻きおにぎりやスパムおにぎりも人気で、たんぱく質も一緒に摂れるので運動会に最適!また、ラップで包んでおけば、手が汚れずに食べられるのも魅力です。一時期流行ったおにぎらずは、手間も少なく断面を見せることで見た目も華やかで食べやすいのでこちらもおすすめ!
サンドイッチ
運動会のお弁当には片手で食べやすいサンドイッチも人気です。具材は卵やハム、チーズ、レタス、ツナなど多彩で、子供から大人まで幅広い世代に好まれます。前日に準備して冷蔵庫に入れておけるのも便利なポイント。また、ホットサンドにしたり、一口サイズにするなど、アレンジもしやすいです。
巻き寿司、いなり寿司
運動会のお弁当に、ちょっと特別感を演出したいなら、巻き寿司やいなり寿司がおすすめです。巻き寿司は具材を工夫して彩り豊かに仕上げると、見た目も華やか。いなり寿司は、老若男女問わず人気で、手軽に食べられるのが魅力です。
ロールサンド(ホットドッグ、焼きそばパン、たまごサンドなど)
ロールサンドは、手軽に持ち運べるボリューム満点の主食です。ホットドッグや焼きそばパンなど、しっかりとした具材をパンで包んだものは、満足感があり、エネルギー補給にぴったり。また、ラップで包んでおけば、食べやすさもアップし、運動会のお弁当向けに最適です。
そうめん
少し変わった運動会のお弁当の主食としてそうめんも人気です!そうめんは、のど越しが良く、軽く食べられるため、運動で疲れた体を癒す一品として喜ばれます。麺はカップに入れておき、麺つゆを別の保冷容器に入れておけば、食べる時にかけるだけで美味しく楽しめます。野菜や錦糸卵を添えて、栄養バランスもアップします。
運動会弁当の定番おかず(主菜)
続いて、選択肢が多いおかずです!冷めても美味しく、手軽に食べられるものが特に人気。ボリュームのあるものから、彩り豊かなサイドメニューまで、たくさんあるのでメニューの参考にしてみてください。
から揚げ、ナゲット
運動会のお弁当といえば、から揚げです!から揚げはしっかりした味付けで、冷めても美味しく、食べ応えがあります。ナゲットは、子供でも食べやすいのがポイントです。どちらも片手で食べやすく、人気のメニューです。しっかり冷ましてから詰めましょう♪
ミートボール、肉団子
ミートボールや肉団子も運動会のお弁当に欠かせないおかずです。ケチャップや甘酢など、ソースで味付けを変えれば、飽きることなく楽しめます。ミニサイズで手軽に食べられるため、子供たちにも大人気です。串に刺してピンチョス風にすると、見た目も可愛らしく、食べやすさもアップします。冷凍食品を利用すれば、朝の準備も時短できます。
つくね、ハンバーグ
つくねやハンバーグは、食べ応えがあり、子供にも大人気のおかずです。つくねは甘辛いタレで仕上げると、冷めても味がしっかり残ります。ミニハンバーグは一口サイズにして作り、ケチャップやデミグラスソースで味付けすれば、運動会のお弁当にぴったりです。また、チーズを入れたアレンジや、野菜を練り込むことで栄養バランスもアップ!
エビフライ
エビフライは、運動会のお弁当に特別感を加えるおかずです。タルタルソースやレモンを添えることで、さらに美味しさがアップ。パン粉を少し細かくすると、揚げ上がりが軽くなり、冷めても美味しさを保ちます。
卵焼き
お弁当の定番中の定番、卵焼き。甘めの卵焼きやだし巻き卵など、家庭ごとの味付けを楽しめます。冷めても柔らかく、子供から大人まで喜ばれる一品です。彩りも鮮やかで、弁当全体を引き立てます。ハート型や星型にカットしたり、中に海苔やチーズ、具材を挟むなどのアレンジ無限大!
ウインナー
子どもが大好きなウインナーは、手軽で食べやすいおかずとして運動会のお弁当に最適です。タコさんウインナーなど飾り切りすることで、子供たちが喜ぶ可愛らしい見た目に。焼くだけで簡単に調理できるので、朝の忙しい時間でも準備がしやすいです。
ベーコン巻き、肉巻き
ベーコン巻きや肉巻きは、野菜やチーズなどの具材を巻いて一緒に焼くだけで、手軽にボリューム感のあるおかずが完成します。アスパラやピーマンなどを肉で巻くことで、栄養バランスも良くなりますし、見た目も鮮やかになります。ベーコンや薄切り肉で巻くことで、味がしっかりつき、冷めても美味しいです。
ちくわ
ちくわは、手軽で安価なおかずとして活躍します。中にチーズやきゅうりを詰めたり、磯部揚げにしたりバリエーションも豊富。ちくわの食感とチーズや野菜の組み合わせは、子供たちにも人気で、飽きのこないおかずです。また、カットすれば一口サイズで食べやすく、運動会のお弁当にぴったりです。
ミニトマト、ブロッコリー、枝豆
彩り豊かなミニトマト、ブロッコリー、枝豆は、お弁当の彩りを簡単に華やかにしてくれる野菜おかずです。ミニトマトはそのままで、ブロッコリーは茹でて冷ましたものを、枝豆は冷凍を自然解凍するだけで手軽に準備できます。栄養もプラスされ、見た目のバランスも整えてくれます♪
アメリカンドッグ
アメリカンドッグは、子供たちが大好きなおかず?おやつ?の一つ。外はカリッと中はふんわりした生地で包まれたウインナーは、手軽に食べられるので運動会のお弁当にぴったりです。ミニサイズにしておけば、一口で食べられて、こぼれにくいので便利です。
運動会弁当の定番デザート
運動会のお弁当に欠かせないのが、甘くて美味しいデザートです。子供たちが喜ぶものや、食後にさっぱりと楽しめるものが特に人気です。
果物、カットフルーツ
運動会のお弁当には、さっぱりとした果物が大人気です。りんご、ぶどう、いちごなど、季節の果物を、食べやすいサイズにカットしてタッパーに詰めるだけで、彩り豊かなデザートが完成♪運動後の疲れた体に水分を補給しつつ、自然な甘さでリフレッシュできます!
ゼリー
果汁たっぷりのゼリーは、冷やしておくと喉ごしも良く、暑い日に特に人気があります。小さなカップに入れておくことで、食べやすさも抜群ですし、冷凍して持って行けば、保冷剤代わりにもなります。フルーツ入りのゼリーやヨーグルトゼリーなど、アレンジも豊富。
大学芋、スイートポテト
運動会が秋開催の場合、秋の味覚を楽しめるデザートとして、大学芋やスイートポテトがおすすめ!さつまいもの自然な甘みと栄養価の高さが、エネルギー補給にも適しています。冷めても美味しく、食べやすいサイズにしておくといいですね♪
いちご大福
運動会が春開催の場合、いちご大福も人気です。甘いあんことジューシーないちごが組み合わさったデザートは、見た目も可愛らしく、子供から大人まで楽しめる一品です。食べやすいサイズに切っておけば、手軽に運動会のお弁当に取り入れることができます。
ミニチョコバナナ
季節を問わず手に入れやすい果物代表のバナナ!バナナに溶かしたチョコレートをかけ、カラフルなスプレーチョコをトッピングするだけで、子どもたちのテンション爆上がりの可愛いおやつに。ミニサイズにしてピックをさしておけば、食べやすい!運動後の疲れた体にエネルギーをチャージできます♪
ミニチョコバナナの作り方はこちらから♪↓
運動会のお弁当の飾り切りやキャラ弁アイデア
運動会のお弁当は、見た目も楽しい工夫をすることで、子どもたちのテンションをさらに上げることができるかも?運動会にピッタリなデコレーションのアイデアを紹介します。
赤組白組
運動会といえば、赤組白組の対決が定番です。お弁当で運動会の雰囲気を出すには、赤組白組モチーフがおすすめ!特に自分の子どもの組が分かっているのであれば、その色をお弁当に多めに入れるのもありですね♪よく見るのは、おにぎりに海苔で髪の毛と目と口をつけ、はちまきにカニカマの赤い部分と白い部分でそれぞれ赤組と白組の子どもを表現したものです。
好きなキャラクター
子どもたちが大好きなキャラクターをお弁当で再現するキャラ弁は、喜ばれること間違いなし。例えば、海苔やチーズで目や口を作り、キャラクターの顔をおにぎりやサンドイッチの上に描くことができます。子どもに人気のキャラをモチーフにすれば、お弁当の時間がさらに楽しくなります。
マスキングテープで旗ピック
簡単にお弁当をデコレーションできるアイデアとして、マスキングテープで旗ピックを作るのがおすすめです。マスキングテープを爪楊枝に巻きつけて旗に見立て、唐揚げやサンドイッチに刺すだけで、お弁当全体が華やかになります。運動会らしく、赤組・白組の旗や、国旗、応援メッセージを書いた旗を作ると、気分も高まり、子供たちの頑張りを応援できます。
メッセージ
運動会のお弁当に、メッセージを添えることで、一緒にお弁当を食べられない場合も子どもにエールを送ることができます!「がんばって!」「ファイト!」といった応援メッセージを添えるとやる気もアップするかも!器用な方ならごはんやチーズの上に切った海苔で文字を作っても。お弁当を開けた瞬間、温かいメッセージに励まされます。
お弁当を通して頑張る姿を応援しよう♪
運動会のお弁当は、手軽に食べられて栄養バランスが取れたメニューが大切です!他のおうちのお弁当と比べるのではなく、思いを込めて作れば、簡単なものでもオッケー!お弁当作りで疲れてしまったら本番の応援に支障が出てしまいます!簡単なアレンジやデコで、応援する気持ちをプラスしましょう♪
最後まで見ていただきありがとうございます♪
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