皆さんお月見(中秋の名月)の時に食べる月見団子って、白くてまん丸の積みあがったお団子のイメージが多いですよね。ですが、静岡の一部で食べられている月見団子は形がちょっと変わってるんです!今回は、静岡でよく食べられる月見団子「へそ餅」の作り方を紹介します♪形が違うだけで、材料は普通のお団子と一緒なのでとっても簡単に作れます。
へそ餅とは?
「へそ餅」は静岡県中・西部(富士川以西)に伝わる月見団子で、旧暦8月15日の十五夜や旧暦9月13日の十三夜のお月見で供えられます。上新粉を使い、丸く平たく成形し、中央をくぼませた形が特徴で、「へそ団子」とも呼ばれます。その年の新米で作られ、12個(閏年は13個)を新藁の束の上に供えたり、月見の日には子供たちが各家庭を回って餅をもらう風習も昔には見られました。由来には諸説ありますが、徳川家康が幼少期に駿府城にいた際、付き人が健康を願って餅をへこませてあんを添えて食べさせたのが始まりという伝承もあります。静岡の一部地域にのみ残る独特な伝統行事食で、家庭や和菓子店で提供されています。
ちなみに、他にも地域によって違う月見団子があります。別記事でまとめています↓↓
簡単へそ餅の作り方
ということで、静岡の月見団子「へそ餅」をおうちで簡単に作ってみました♪黄色もあったら可愛いかなぁと思い、かぼちゃのへそ餅も作ってみました。
材料(白13個分、かぼちゃ20個分)
<白>
- 上新粉(米粉) 100g
- 砂糖 小さじ2
<かぼちゃ>
- 上新粉(米粉) 80g
- かぼちゃ 1/8個(皮をむいた正味100~120g)
- トッピングにあんこ 適量
あんこをつけて食べるので、砂糖はなくてもOK。かぼちゃの方は、かぼちゃの甘みがあることを想定して砂糖は入れていません。
作り方
- かぼちゃ1/8個をラップに包んでレンジで3分ほどチンする。(様子を見て、全体が柔らかくなっていなければ追加で。)
ボウルに皮を除いたかぼちゃを入れ、スプーンなどでつぶします。かぼちゃは皮を除いた後で110gでした。 - 上新粉80gを加えて混ぜ、ぬるま湯(適量)を様子を見ながら少しずつ加えてこねていきます。
最初はスプーンで混ぜて、少しぬるま湯がまだ足りないかな~くらいの時に手にチェンジしてこねて丸めます。 - お団子の形を作っていきます。一口大に丸めて、つぶして平らにして、指で中心を抑えてくぼみを作ります。ハンバーグみたい。
- 続いて、白いお団子も作っていきます。上新粉100gに砂糖小さじ2(なくてもOK)を加えて、ぬるま湯を少しずつ加えてこねていきます。
- お団子の形を作っていきます。同じように、真ん中をへこませて、へそを作ります。
- 蒸し器の上にクッキングシートを敷いて、並べます。
ちなみに、全部入らなかったので、残った分は丸にして後で蒸しました。
沸騰したお湯に蒸し器を載せて、10分~15分蒸します。お皿に乗せて、あんこを添えて完成♪
かぼちゃのへそ餅を手前にしてみました。
へそのくぼみの部分にあんこを乗せて食べました。しっかりくぼんでいるので乗せやすいです。こしあんが一般的なようですが、つぶあんにしてみました。
地域によって違う月見団子を楽しんでみよう♪
自分の住んでいるエリアの月見団子は別の形ですが、たまには違う地域の月見団子を作って楽しんでみるのもいいですよね♪ちなみに今まで、名古屋のしずく型、関西の里芋あん包み型も作っています!可愛くアレンジしているのでよかったら作ってみてください♪↓↓
最後まで見ていただきありがとうございました♪
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