
今回は、土用の丑の日のうなぎのひつまぶし風ちらし寿司をメインとした名古屋めしパーティーの献立を紹介します。
メインのうなぎは、人数分の鰻を購入しなくても、刻んだうなぎを散らしてひつまぶしのようにご飯の上に乗せた「ひつまぶし風ちらし寿司」で、鰻をかさまし!そしてひつまぶしと言えば名古屋めし。サイドメニューも名古屋めしメニューにして名古屋めしパーティーにしました!名古屋風手羽先と、赤からの赤きゅう、えび満月を使ったお吸い物に、デザートにも名古屋めしつながりで「ういろう」の土用バージョン、「土用ういろう」を作りました♪
土用の丑の日とは?
「土用」の「丑の日」と分けて、まず「土用」とは、立夏・立秋・立冬・立春の前のそれぞれ18日間の期間です。そして「丑の日」とは、昔の暦で日にちを十二支を割り当てて数えていたので12日に1回干支が回ってくるのですが、その「丑」に当たる日です。なので、土用の期間にあたる丑の日を指します。立夏や立秋は毎年異なる日になるため、土用の丑の日も毎年違います。また、2020年のように夏に二回土用の丑の日がある年もあります。その時は「一の丑」「二の丑」と呼びますが、一般的には、夏に訪れる「一の丑の日」を特に土用の丑の日としているようです。
土用の丑の日は何食べる?
土用の丑の日に食べられるものを簡単に紹介すると、以下のような感じです。
- うなぎ
…夏の土用には、気温の変化による体の疲れやすさを考慮して体力回復に適した食べ物を摂る習慣があります。特に「夏の土用の丑の日」には、うなぎを食べる風習が広まっており、起源には江戸時代の学者平賀源内による提案や、うなぎの滋養強壮効果に関連する民間信仰があるとされています。 - 「う」のつく食べ物
…夏の土用の丑の日は「う」の付く食材を食べると夏バテしないといわれます。うなぎの他にも梅干し、きゅうり、うどんなど。 - 土用しじみ
…夏が旬のしじみ。夏の土用の期間に食べるしじみを土用しじみと言い、栄養豊富なので夏バテにまけないように食べられます。 - 土用餅
…土用の入りの日には、あんころ餅を食べる習慣があります。小豆の赤い色には厄除けの力があるとされ、夏の暑さに備えて小豆を使った餅を食べることで無病息災が叶うとされています。
こういった行事食情報を踏まえて、献立を紹介します!
土用の丑の日ごはん♪ひつまぶし風うなぎちらしと名古屋めしの献立

土用の丑の日の献立として、うなぎひつまぶしちらしをメインに、「名古屋めし」と夏感を意識したサイドメニューの献立にしました。
主食:刻みうなぎのひつまぶし風ちらしごはん

土用の丑といえばやっぱり鰻!ということでメインはやっぱり鰻にしましたが、人数分の鰻を買うとすごいことになるし、他にも色々食べて楽しみたかったので、刻んだうなぎを使ったちらしごはんにしました。
材料(4~5人分)
- ご飯 2合
- きざみ鰻 1袋500g(鰻3~4尾分)
- 卵 1個、白だし 小さじ1、砂糖 小さじ1/2
- 大葉 6枚
- きざみ海苔 適量
- 白ごま 適量
- (お好みで)わさび 適量
作り方
- 薄焼き卵を作り、錦糸卵にします。大葉は細い千切りにします。
- 刻み鰻は耐熱ボウルに入れ、酒大さじ1.5をふりかけてざっくりと混ぜ、ラップをふんわりかぶせて600Wのレンジで3分加熱します。
- 寿司桶にごはん、きざみ海苔、きざみ鰻、錦糸卵、大葉、白ごまの順に乗せていきます。


ごはんの上にトッピングするだけで完成。ごはんは酢飯ではなく、普通のごはんにしました。わさびを添えて食べるのがおすすめです♪
使用したうなぎは、楽天で買った既に刻んでくれてあるパック入りの冷凍鰻。

よく2パック購入すると〇〇円引きのクーポンが出ているので、その時に買います。その安さと、刻んであるのでそのまま使える便利さに、年に2回ほど毎年リピ購入しています。刻んでありますがそこまで小さいカットではなくちゃんと鰻を食べてる感を得られるのにいっぱい入っているのでお得♪たまに鰻が食べたくなるのですが、冷凍庫に入っているといつでも気軽に鰻が食べられて幸せです。
ひつまぶし風ちらしを入れた寿司桶は、ふるさと納税の返礼品。いつもは違う桶を使っていましたが、こういうTHE木の桶というものが欲しくて、ふるさと納税で見ていたらいいもの発見♪実際届いてびっくりめちゃめちゃシンプルでおしゃれでしっかりしてて!いい感じ!!長野県木祖村の木のぬくもりを感じる寿司桶です。

レビューがなかったから心配だったけど、めっっっちゃ良かったです。
主菜:名古屋風手羽先

ひつまぶしが名古屋めしなので、名古屋めしつながりで手羽先です。山ちゃんのスパイシーな手羽先を目指した、甘辛だれにこしょうたっぷりかけた手羽先です♪子供が食べるには辛いので、最後のスパイスを少な目にかけた方が良さそう。
材料
- 手羽先 8本
- 薄力粉 大さじ1
【タレ】 - 醤油 大さじ2
- みりん 大さじ1
- 砂糖 大さじ1
- 酒 大さじ1
【スパイス】 - 塩 小さじ1/2
- コショウ 小さじ1と1/2
- 味の素 4振り
- ガーリックパウダー 小さじ1/2
作り方
- 耐熱ボウルに【タレ】の材料を全て入れ、600Wのレンジで1分半加熱します。
- 【スパイス】の材料を合わせておきます。
- 手羽先を袋に入れ、袋に薄力粉を加えて薄く薄力粉をまぶし、
きつね色になるまで揚げます。 - 揚がったらタレにくぐらせてざるバットにあげ、
スパイスを全体にまぶして完成。

副菜:赤きゅう

旬の野菜のきゅうりをスティック状にしただけですが、タレを名古屋風に!名古屋発祥の外食チェーン「赤から」の赤きゅうをイメージした辛みそを添えてディップして食べます。
材料
- きゅうり 2本
- A液味噌(赤だし) 大さじ1
- Aコチュジャン 大さじ1
- A砂糖 小さじ2
- Aにんにくチューブ 3cm
作り方
- きゅうりをスティック状に切ります。
- Aの材料を合わせてよく混ぜ、
きゅうりスティックに添えて完成。

副菜:夏野菜各種

とうもろこしはレンチン、枝豆もレンチン、ミニトマトはお皿に盛っただけ。季節感を出せるし、色も鮮やかです。
材料
- 冷凍枝豆
- とうもろこし→皮ごと洗って濡れたままラップに包んで600Wのレンジで6~7分チンする
- ミニトマト
- スイカ
汁物:えびせん入りお吸い物

白だしを薄めただけのだし汁に市販のえびせんを浮かべる簡易的お吸い物なのに、えびせんに入っている青のりと干しエビの風味がふわっと上品な味にしてくれます!えびせんがお湯にふやかるとお麩のようになるのもいい!
ちなみに平べったい「えびせん」(かっぱえびせんじゃない方)は愛知県の名物?で、えびせんべいの里もあるし、スーパーのお菓子コーナーに大量にえびせんが並んでいます。
材料
- 水 600cc
- 白だし 大さじ3
- 三つ葉 適量
- えびせん(えび満月) 12枚
- かつお節(花かつお) 適量
作り方
- お湯600ccに白だし大さじ3を加えてだし汁を作ります。
- お椀に三つ葉を入れ、だし汁を注ぎ、
えびせんを3枚ずつ浮かせ、
かつお節を散らして完成。

デザート:土用ういろう

土用の丑の日に「土用餅」というあんころもち(お餅をこしあんで包んだもの)が食べられますが、ういろうバージョンを作りました。名古屋めしでいきたかったので、名古屋名物ういろうです!調べたら、「土用ういろ」という商品も売っていました。でもういろは材料も安くて少なくて簡単に作れるので手作りで♪米粉だけの白いういろうと、こしあんういろうの2層です。
土用ういろうの材料
<白ういろう>
- 米粉(上新粉) 70g
- 片栗粉 30g
- 砂糖 50g
- 水 200cc
<あんういろう>
- 米粉(上新粉) 80g
- こしあん 100g
- ぬるま湯 200cc
土用ういろうの作り方
- <白ういろう>の材料を粉類を先に軽く混ぜ合わせて水を加えてよく混ぜる。型となる耐熱容器にラップをしいて、そこに液を流し込む。ふんわりラップをかけてレンジ600Wで2分加熱する。
- <あんういろう>のこしあんとぬるま湯を混ぜ合わせて、そこに米粉を加えてよく混ぜる。
1.のうえに流し込み、ふんわりラップをかけてレンジ600Wで3分加熱する。
粗熱が取れるまで放置して、冷めたら冷蔵庫に入れる。


放置しすぎてラップがひっついたところがぶよってなっていたので再加熱しすぎたら乾燥して割れてきた^^;でも味や食感は大丈夫でした♪甘さけっこう控えめなので、甘いのが好きな方はあんういろうに砂糖を足したり、白ういろうの砂糖を増やしたりしてください。
簡単ですぐにできるので、なんか和菓子食べたいかも!となった時にレンジういろうおすすめ!夏越の日にはこの材料配合&作り方で水無月を作りました↓
以上、土用の丑の日の「名古屋めし」パーティー献立でした!おうちで名古屋めしを楽しんでみてください^^
動画も作ったのでよかったらyoutubeも見てみて下さい♪
最後まで見ていただきありがとうございました。
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