薄焼き卵を菊の花に見立てて、ゆかりで染めた紫のれんこんも花型にして、重陽の節句向けのお花のちらし寿司を作りました。具材はお刺身など生ものは入れず素朴な田舎寿司ですが、お花畑のように見た目が可愛いちらし寿司に。大人のひな祭りと呼ばれる重陽の節句にぴったりの簡単ちらし寿司です♪
菊の花ちらし寿司の作り方
重陽の節句と言えば「菊の節句」と呼ばれるように、菊を楽しむ節句です。菊酒や食用菊を使った料理を楽しむこともありますが、食用菊ってなかなか手に入らないですよね。そこで、菊の代用として、薄焼き卵をちょっとアレンジして菊に見立てました。れんこんも花型にして、ゆかりで漬けるだけできれいな紫の華やかなお花に♪
材料(2~3人分)
- ごはん 1.5合
- ちらし寿司の素 1袋(2人前)…すし太郎(2人前×2袋入り)の1袋を使用しました
<薄焼き卵の菊>
- 卵 小3個(普通サイズだと2個)
- 塩 ふたつまみ
- 砂糖 小さじ1
- 片栗粉 小さじ1
<紫の甘酢れんこんの花>
- れんこん薄切り(水煮) 50g…1袋100gの半分を使用しました
- 水 50cc
- 酢 大さじ3
- 砂糖 大さじ2
- 白だし 小さじ1
- ゆかり 大さじ1
<お好みで>
- 大葉や刻みのりなど
作り方
- 紫のれんこんの花をまず作る。水煮のスライスれんこんをさっと水洗いして、ハートのクッキー型があれば、ハートの下のとがった部分でれんこんの周りをカットして花型にしていく。
甘酢の材料(水、酢、砂糖、白だし、ゆかり)をよく混ぜたものに漬ける。(1時間以上) - あつあつごはんに寿司の素を混ぜて冷ましておく。
- 薄焼き卵のお花を作る。卵焼きの材料(卵、塩、砂糖、片栗粉)をよくかき混ぜて、卵焼き器で焼いて薄焼き卵を4枚作る。
縦半分に切って、
折り曲げて、「わ」になっている部分を端から端まで切り込みを入れていく。
端からくるくる巻いていく。 - お皿に盛りつけたすし飯に、紫甘酢れんこんと卵のお花を盛りつけていく。
↑紫れんこんは、3時間漬けました!けっこうピンク。
上から押しこむように盛りつけます。最後に刻んだ大葉を散らして完成♪
youtubeに作り方をショート動画でアップしています↓
重陽の節句菊の花ちらし寿司献立
菊の花ちらし寿司をメインにした献立を紹介します。
メイン:菊の花ちらし寿司
お刺身やえび、肉などは一切入っていない、野菜と卵だけの素朴な田舎寿司。たまに食べると身に染みます。
主菜:茄子と豆腐のマーボー豆腐
重陽の節句には、茄子を食べる風習があります。これは「くんち(9日)に茄子を食べると病気にならない」という言い伝えからで、「くんち」とは、収穫を祝う秋祭りです。この時期の茄子は「秋茄子」と呼ばれ、夏の茄子より美味しいと言われています。
重陽の節句に食べられる食べ物について、詳しく紹介した記事はこちらから↓↓
野菜コーナーの茄子が高かったので、冷凍の揚げ茄子を使って、簡単にマーボー豆腐の素でマーボー茄子豆腐に。冷凍野菜って便利!
汁物:秋のすまし汁
えのきを具材にしたすまし汁にしました。(画像なし。)きのこを使うと秋っぽいかなぁと。
デザート:市販の栗のおはぎ
重陽の節句は「栗の節句」とも呼ばれ、秋の味覚である栗を使った料理、特に栗ごはんを食べる習慣があります。ただ、栗は高いので、市販の和菓子を買って、簡単に栗を食卓に取り入れてみました。
といった、市販品をたくさん使って楽をした、重陽の節句の簡単献立でした!重陽の節句は、五節句の中で一番地味な節句…あまり重陽の節句のお祝いをおうちでやろうというご家庭は少ないかもですが(私も重陽の節句メニューとして食卓に出したのは今回初めてです。笑)、大人のひな祭りという言葉も素敵だし、素敵な大人の女性になりたいので、また来年も何かしら作れたらなぁと思います。
最後まで見ていただきありがとうございました♪
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